働く人の憂鬱シリーズ・番外編
〜 探偵ファイル・メンバーの憂鬱 〜


様々な業界で働く人がいます。ですが、その業界に身を置く者にしか解らない裏話も沢山あります。興味があっても解らない、「実情はどうなのだろう?」という不安や、質問にお応えするこのシリーズ。今回は、サイト上で毎日更新しており、シリアス・お笑い何でもありとして活躍されている探偵ファイルさんにお訊きしてみました!記事の裏側にはどんな事情があるのでしょうか?それではインタビュー開始です!


★山木さんの憂鬱

―――この仕事をなさろうとしたきっかけは?
調査部から「PC操作が出来る、情報処理が出来る」事を理由に移籍して来ました。当初はスパイニュースの補助が主でしたが、すぐに探偵ファイル専属になりましたね。ちなみに、僕がWEB上にデビューした最初の作品は『オーリー』です。この時、僕は侍魂も連邦も知りませんでした。
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▲山木さんの輝けるデビュー作『オーリー』

―――このご職業の魅力は?
マスコミやネット業界に生きている人すべてに言える事だとありますが、普通だったら知り得ない情報も入って来ます。良くも悪くも、世の中の仕組みが解るようになりますので、全てにおいてアンテナが高くなる。一旦そういうのを味わってしまったら、病み付きになりますよ(笑)

―――探偵ファイルのスタッフになろうと思っている人に知っておいて貰いたい事は?
普通の感覚では無理ですね。どこかネジが一本飛んでないと。キムさん達が入社した際に言ったのが、「朝3時にお台場行って火を吹いて、そのまま通常業務をやった後、夜中に心霊スポット行けますか?」というものでした。
女性の場合も、「時間的に不規則な上、調査次第では前日に北海道行きが決まったりしますけど、大丈夫ですか?」といった質問をした覚えがあります。
それと、2ちゃんねるに個人情報が書かれることくらいは覚悟してください(笑)

―――この仕事をやっていて良かったですか?
愚問です。僕の欲しかったモノの半分は、探偵ファイルに居たから叶えられました。その分、辛いことも多かったですけどね。

―――何をやっている時が一番楽しいですか?
あんまり接点が起きない人達とも関わったりして、新しい知識を得られる時です。

―――結構行われているけど、一般の人には内緒(秘密)の事ってありますか?
朝5時くらいまで飲んで、二日酔いのまま仕事して夕方にはまた飲むとか…。「定時って何?」労働基準法は僕の中には存在しません。

―――笑い話とか、苦労話とか有ったら教えて下さい。
有りすぎて、何を書いたものやら・・・。とりあえず、箇条書きします。

・今までに無駄にした刀の数、7振り。うち真剣が一本・・・全部、自腹です。
・自分の車を、火を付けて、刀で斬って、剥離剤で溶かしました。いい思い出です。
・2ちゃんねるに個人情報が載るなんて、今更珍しくもないですが、「青山の吉野家で山木を見た」とか、「巣鴨駅で見かけた、手に本当に切り傷があった」とか地域限定で書かれると笑えません。
・ある時期、知らない女性に本当に尾行された事があります。詳細は割愛しますが、自宅のポストに住民票が入っていた時は素でビビリました。朝、メールを受信すると「いつも見守っています」という内容で…。 あの人は今、何をしているのでしょうか…。

今まででキツかった撮影(取材)のベストスリーは、パンクラス富士山滝行。特に、滝行は本当に死に掛け、母親の顔やら犬の姿が浮かんできたのを覚えています。
パンクラスは長期に渡る食事制限&トレーニングが本当にキツクて・・・。だけど面白いのが企画終了後、トレーニングを辞めたら体が疼いちゃって、運動しないと眠れないんですよ。池袋から渋谷まで走ったりして(笑) 本気で空手でも習おうかと、その時は思いました。富士山は、下山道をスニーカーで降りたもんだから、比喩抜きで1分間に一回はスッ転ぶんです。あの時に足を折らなかったのは奇跡としか思えません。


★キムさんの憂鬱

―――この仕事をなさろうとしたきっかけは?
偶然です。詳しく話すと長くなってしまうのですが、8年間務めた企業の派閥争いに疲れて退社し、暫くしてから、「そろそろ何か始めるか〜」と思って偶々、見たサイトの社員募集に応募したのが始まりでした。実は、採用されるまで、「探偵ファイル」がどんなサイトか知りませんでした。

―――このご職業の魅力は?
普通に暮らしているだけでは味わえない事を味わえるという事でしょうか?毎日、最終回並みに山場がありますから。

―――探偵ファイルのスタッフになろうと思っている人に知っておいて貰いたい事は?
根性と体力と精神力と、大事な何かを失ってもいいという覚悟が必要です。

―――実際仕事をしてみて、内情はどんなものでしたか?
全部、本当にやっている(やらされている)とは思いませんでした。

―――結構行われているけど、一般の人には内緒(秘密)の事ってありますか?
大住くんが(以下検閲削除)
今では金髪キャラになってしまいましたが、元々はガチガチの営業やっていたので、髪をいじる事が出来なかったのですよ。それで、初めて金髪にしたのが、面接の時期と被っていたのが運の尽きでした…。

―――笑い話とか、苦労話とか有ったら教えて下さい。
実は入社して初めての収録は、コレでした。朝来た時に、「血を…」とか「切る…」とか話していたので、指先をカッターで切る程度かと思っていたら、本当に斬るとは…。度肝を抜かれました。
次に、デビュー作がコレだったのですが、本当に1人で行かされ、1人で収録し、誰も迎えに来てくれないとは思いませんでした。冷たすぎるよ…。探偵ファイルの洗礼を受けた時、「なんて所に来てしまったんだ…」と嘆いたのが懐かしいです。どうやって帰ったかは、ホントに言えないのです。やばいから(汗)。 あと、コレで使ったガラスの剣を造ったのは私なのですが、「ガラスの剣を造って下さい」と言われ、“つい最近までサラリーマンだった男にどうしろ?”と、本気で悩みました。ちなみに、ガラス屋さんにガラスを取りに行ったのが東京に大雪が降った日で、転倒して怪我をする人が続出している中で、「ここでコケたら、胸に抱くガラス板が間違いなくクリティカルヒットするな…」と必死になって事務所に持って帰り、徹夜で作り上げたものが一撃で砕かれた時は、心底泣きました。動画で、「あ〜〜〜!!」と叫んでいるのは、『徹夜で造ったモノが一瞬で!!』と言う嘆きなのです。察して下さい(汗)。
余談ですが、結果的に4振りのガラスの剣を造ったのですが、全て山木さんに笑顔で一撃のもとに破壊されました…。
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▲徹夜の苦労が一瞬で…

あと、面接を受けた時にブラインドタッチが出来ないと言う話をした時に、山木さんから「次に来るまでに覚えておいて下さい」と言われ冷や汗をかきました。実は、パソコンをいじる様になってから今までの12年間、“かな入力”で書いていたので、ローマ字の入力の仕方も解らなかったのですよ(汗)。でも、仕事で必要との事でしたので、面接を受けた当日の夜に、3時間でブラインドタッチをマスターしました(笑)。自分でも良く出来るようになったなぁと思います。あの時は久々に本気になって努力しましたからね。ほとんど根性でしたが(笑)


★大住さんの憂鬱

―――この仕事をなさろうとしたきっかけは?
暇に飽きたから。

―――このご職業の魅力は?
ショーをやれる。

―――探偵ファイルのスタッフになろうと思っている人に知っておいて貰いたい事は?
メディアリテラシー。

―――実際仕事をしてみて、内情はどんなものでしたか?
メディアリテラシー。

―――結構行われているけど、一般の人には内緒(秘密)の事ってありますか?
ネタにつまると漫画に逃避する。

―――笑い話とか、苦労話とか有ったら教えて下さい。
スーツがすぐダメになる。霊が出ない。
『姫川萌』を山木さんの車に置き忘れたら捨てられていた。
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「あん〜なに一緒だったのに〜♪」歌:『SeeSaw』

―――言いたい事があったら是非!
誰か脚本書いてくれ


★yuzawaさんの憂鬱

―――この仕事をなさろうとしたきっかけは?
つい「カッ!」となって…。

―――このご職業の魅力は?
定年ありません。

―――探偵ファイルのスタッフになろうと思っている人に知っておいて貰いたい事は?
サンスクリット語。

―――実際仕事をしてみて、内情はどんなものでしたか?
仕事”をした事はありません。

―――結構行われているけど、一般の人には内緒(秘密)の事ってありますか?
3サイズ。

―――笑い話とか、苦労話とか有ったら教えて下さい。
小学校4年の時「てるてる坊主ゴッコ」をして死にかけました。

―――言いたい事があったら是非!
ヘッドハンティングお待ちしております。
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★西原さんの憂鬱

―――この仕事をなさろうとしたきっかけは?
探偵業務に追われていた当時に異動命令が下りました。
ラディン園田氏:「おー、西原、明日から探偵ファイルな。」
…。
突然の出来事であったため、非常に焦りました。だって仕事内容がまったく違いますからねぇ。。。

―――このご職業の魅力は?
さまざまな物事への追求ができ、真実を知れる。

―――探偵ファイルのスタッフになろうと思っている人に知っておいて貰いたい事は
チャレンジ精神を忘れないでください。

―――実際仕事をしてみて、内情はどんなものでしたか?
自由気ままですが、すべて自己責任の上で行っているということですね。(給料も腕次第?)

―――結構行われているけど、一般の人には内緒(秘密)の事ってありますか?
内緒のことは語ることができませんよ。

―――笑い話とか、苦労話とか有ったら教えて下さい。
最近はほとんどなくなりましたが、徹夜作業が続いていたときのこと。。
夜更けの2時3時くらいになるとメンバーがウツラウツラ・・と眠りに入るわけなんですが、オオスミ君やYUZAWA君はなぜか狭いデスクの下で丸くなり、キムさんは椅子に座ったままデスクに突っ伏すような状態で寝ていました。どちらも体勢としてはキツそうですよね。こんなとき私はどうしていたかというと、寝ませんでした。
時にはスタッフ全員で飲みに行くなんてこともあるんですが、正直のところ私はお酒に多少の自信がありました。しかし、オオスミというメンバーが加わってからはなぜか潰される・・・。何度かメンバーのお世話になりました。
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富士山にも登らされたわ…

―――言いたい事があったら是非!
今までに懲りず、これからも探偵ファイルをよろしくお願い致します。


以上です。普段接する事のないメンバーの憂鬱に触れる事が出来たと思います。
山木さんが何度も死に掛けていたり、キムさんがいつも不幸だったり、意外と大住さんが簡潔な人だったり、yuzawaさんが理解に苦しむ人間だったり、西原さんがそのメンバーの面倒を見てあげたり、それぞれが様々な苦労をされているのですね。
これからも、馬車馬(または、汽車犬)のように頑張って下さいね!
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