●更新日 02/15●


まさかあの主婦が犯人だなんて2


前回

まずは証拠を集めなければ。
その後、証拠固めで10日程調査を行うが、毎日、何らかの嫌がらせをしている事を確認した。


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又、対象者宅から出るゴミを集め証拠になる物が出てこないか確認をする。
その作業は凄まじい作業である。


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季節は夏。
ゴミからはこの世ものかと思う程、の臭いを放っていた。
調査員は手袋をしマスクを装着、あまりの激臭に嗚咽が連発する。
涙が止まらない・・・。
これなんですけど・・・
と調査員が私に近くに来ると

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くさっ!!
完全に臭いが調査員の体に染み付いている。
目が・・・なんか痛いんですけど・・・
調査員はすっかり激臭に浸ってしまったのだ。
人はなぜそこまでするのか?
と首をかしげるかもしれない
でも私たちは探偵なのだ
少しでも証拠が出てくる可能性があるものには
とことんこだわる執着心それこそが事件解決の手段である。
そんな中一人の調査員がみつけた物それは
生理用品に包まれた脅迫状の下書きや、通販の申し込み用紙が切り取られたチラシ
怪文書をばら撒いた時に使った住所録、怪文書の原版をシュレッダーに掛けた紙切れ。
私はその時の調査員の表情を忘れる事はないでしょう。
私は早速弁護士に連絡この証拠で告訴まで出来るのか?尋ねる為だ。
警察が取り合わないなら取り合わざるおえない状況を証明するしかない。
そんな時はそうです。
法律を使うのです。
怪文書の内容、脅迫状の内容などで犯罪と認定される言動が記されていれば
そこを突破口に新たな進展が図れる可能性が出てくるのだ。
嫌がらせ、ご近所トラブル、ストーカーなどは
まだまだ犯罪として警察に動いてもらうには困難な時代なのです。
殺人事件のほとんどが小さなトラブルから始まるものだと私は認識している。
だからこそ小さい芽のうちに摘み取ってしまわなくては大変な事になる可能性
が多いにあるのです。
とりあえずゴミから出てきたシュレッダーゴミを解読できるよう徹夜で繋ぎ合わせ
証拠や報告書、無言電話の履歴等をわかりやすくまとめた。
弁護士事務所にご依頼者様と向かう徹夜明けの私。
私たちが必死で集めた証拠で警察がとりあわなかった事件を動かしたのだ。
犯人が特定され事件が解決されてもご依頼者様の心は直ぐに癒されることは無い。
私は今、心理カウンセラーの資格を取得した。
ご依頼者様の為にも今後まだまだ心理カウンセラーの勉強をしていく。



愛知西三河の女探偵「姫」



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