●更新日 10/31●
中日新聞の10月30日付け夕刊コラム「一筆両談」に、下記のような文章が掲載されて話題を呼んでいる。
最近、人名の後に「する」とか「る」を付けて動詞化することが、はやっている。
その中で最も流行したのは、やはり「アベする」ではないだろうか。 これは今さら説明するまでもないだろう。首相としての「職責」にしがみつかず放棄しながら、衆院議員の「職」にはしがみつく安倍晋三前首相の無責任な行動に由来する。 この言葉が本当に「流行語」なのかどうかについては、一時、捏造疑惑も流れた。 あるコラムニストがある新聞に流行語として紹介したところ、インターネット上で、「その時点ではまだ流行しておらず、コラムニストのでっち上げではないのか」という批判が殺到したのである。 しかし、コラムニストが紹介する以前に公の場で使われていることは明らかなので、捏造ではない。つまり、捏造疑惑の方こそ捏造の疑いが濃厚だ。 私は、これを今年の「流行語大賞」に推薦したい。同賞を選定している自由国民社の審査委員会は、ぜひ、聞き届けてほしいものだ。 もう一つ、人名の動詞化では、「サワジる」も面白い。 これは、女優の沢尻エリカさんが出演映画のキャンペーンの際、「不機嫌でビッグな態度」を取ったことからきている。なかなか秀逸な言葉だとは思うのだが、ネットの検索エンジンで調べる限り、「アベする」に比べると、流行度は低いようだ。大賞は無理だろうから、トップテンの一つにどうか。 どちらも記憶にとどめて、アベしたりサワジったりしないよう、戒めの言葉にしたい。 以前、朝日がまた捏造?「アベしちゃう」が流行!?という記事でお伝えしたのだが、中日新聞の編集委員・川北隆雄氏によれば、やはり「アベする」は公の場(ってどこだろう?)で使われていたので、捏造ではなく捏造疑惑の方が捏造の疑いが濃厚だそうだ(ああややこしい)。 有志によるキャプチャもアップされた 冒頭の「最近、人名の後に「する」とか「る」を付けて動詞化することが、はやっている。」というところから「流行ってるというか、そもそも『エガワる』とか昔からやってることじゃん」とネット上では突っ込まれてたりする 「ワタシ、もうアベしちゃおうかな」という言葉があちこちで聞こえたという、大人力で有名な石原壮一郎氏のコラムがあまりに秀逸であったため、ネット上では「アサヒる」という言葉が大流行することになったことは以前お伝えした。 そのとき生まれたHP「アサヒる.ネット(http://asahiru.net/)」の充実ぶりには目を見張るものがある。 今回の記事も、ネット上では「こんな釣り記事は書こうと思っても書けない」とある意味絶賛されており、「中日(ナカヒ)る」や「カワキタる」が「アサヒる」のようにネット上で流行っていくのかどうかが注目されるところだ。 ちなみに、「ナカヒる」に関してはその意味あいとして「アサヒられた事象に対して、臆面なく迎合する様」「人から聞いた話を確かめもせずに増幅して無責任にばらまく」「捏造の援護射撃 」ということなどから下記のようににまとめられている。
ナカヒる
◆アサヒるを強調する動詞 1.捏造を疑われたことを捏造であると主張する意味 2.アサヒったことをさらにアサヒり捏造する意味 3.捏造に捏造を重ねさも事実であるかのようにみせ補完しようとする様 アサヒる→保身や正当化の為に嘘を付く ナカヒる→不正なことにも加勢する のような意味でも使われる アサヒるがジャイアンなら ナカヒるはスネ夫のようなもの とりあえずどちらも記憶にとどめて、ナカヒったりカワキッタりしないよう、戒めの言葉にしたい。 探偵ファイル |
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