解雇された NOVA 講師が山手線ジャックを主導？

ネットで話題騒然の外国人山手線ジャック。予想通り大勢の人々が集まったこの企画は、一体どのような人物による呼びかけによってなされたのだろうか。

10月27日のニュースウォッチでお伝えしたように、「Japan Probe」という、外国人が多く利用しているサイトにて、当該のサイトが呼びかけ人ではないという但し書き付きで、大々的に企画の告知がなされた。一方、個人による呼びかけも各所でなされていたのであり、友人・知人間のネットワークとして活用されたのがmixiだった。



mixiを見てみると、この件の呼びかけを行った一人が、NOVAの外国人講師を務めていた人物であったことが発覚した。「M. E.」と名乗る人物(mixiには本名と思われる名前で登録されている)で、22歳の学生だという。



自己紹介欄に「私は超おもしくて(原文ママ)、飲むのが大好きです！！」と、書いているこの「M. E.」なる人物。この人物の最近の日記を見てみよう。

9月24日の日記によると、NOVAが経営難に陥って、それまで住んでいたアパートから出ていかなければならず、荷物を一時的に預かってくれる場所を探しているようだ。10月5日の日記の題名は「Sayonara nippon! Nomimasuyo!」で、NOVAの日本人スタッフの大半が、外国人講師の一部が、給与未払いであると記されている。マイミクになっている人々にもう一度会いたいと書いた直後に、「I can't say the exact time I leave because Nova can maybe read this.」と述べている。NOVAの関係者がmixiを見ている可能性があるということで、不安を抱いている様子が伺える。



そして10月29日の日記、題名は「The Yamanote Halloween Train Party」。ニュースウォッチの記事で紹介した内容とほぼ同じことが記され、末尾に「Any questions? Email me.」とある。不明な点があれば自分に質問のメールを送ってほしいというのだ。この人物が企画のどこまで具体的に関わっているか、この日記だけでは不明だが、積極的に関与していることは確実だ。

こういった記述を見ると、「NOVAの講師というのはこの程度なのか」と驚いた人、あるいは、「やはりその程度だったか」と納得した人もいるだろう。10月26日の産経新聞は、NOVAの講師研修がたった三日間だけの場合もあったと報じている。上記のmixiからも分かるように、英語教育の専門家でもない、一留学生が気軽にバイトできてしまうものだったというわけだ。

NOVAの経営悪化で生活維持が困難になったことは気の毒ではあるが、今回のような行為を主導することには賛成しがたい。10月26日のニュースウォッチにも記したように、何かと評判が悪い外国人講師たち。彼ら自身もまた、NOVAの評判を落としてきた張本人なのではないだろうか。



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