●更新日 09/15●


朝日新聞が探偵ファイルの質問に逆ギレ?


痴漢で捕まった人物に関する情報が記事の過去ログに掲載されていたことが発覚するや否や、当該記事を削除した、朝日新聞のアサヒコム。その理由とは何なのか問い合わせたところ、朝日新聞がマスコミとは思えない発言を連発した。その内容を詳しくお届けしよう。

まずは、痴漢事件の経緯について。2007年9月14日の日刊スポーツから引用すると、「痴漢したことをとがめられて逆ギレして女性の顔を殴ったとして、神奈川県警戸部署は13日までに、傷害と県迷惑防止条例違反容疑で、横浜市泉区の契約社員神崎卓容疑者(30)を現行犯逮捕した。神崎容疑者は事務用品最大手「コクヨ」の契約社員で「女性の胸にひじが当たり、ムラムラしてやった」などと容疑を認め、殴ったことについては「逃げるために殴った」と話している」。

今回の件で、コクヨは自社HPに「お詫びとお願い」を掲載した。その内容は、9月13日に発売を予定していた、ニンテンドーDS用のゲームソフト「ビズ能力DSシリーズ 話心の素」の発売を見合わせる、というものだった。

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理由としては、ソフトの開発に関わっていたのが、上記の神崎容疑者だったということが挙げられている。この点については、容疑者の逮捕が報じられて直後から話題になっていた。なぜかというと、朝日新聞のアサヒコムが9月3日に掲載した、このソフトの開発者へのインタビュー記事に、容疑者が顔画像と共に掲載されていたからだ。

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この記事について話題になると、アサヒコムは突然それを削除した。9月12日のニュースウォッチでも報じたように、web上に掲載された新聞記事は、内容が突然書き換えられたり削除されたりすることがある。法的に見て、当該の記事を掲載し続けることが不適切であると判断される場合にはやむを得ないが、新聞社側に不都合であると思われる内容の記事の書き換えや削除もなされている。

ところが、今回の場合はどうだろうか。容疑者の顔と、彼が「話心の素」の開発に関わっていたことが特定されたのは、「結果として」である。朝日は意図して当該の記事を掲載したわけではなく、後になって偶然その記事に容疑者関連の情報が含まれていたに過ぎない。そうであるとすると、この記事を消す理由というのは一体どこにあるというのか。朝日新聞に問い合わせてみた。

――今回の記事削除について、理由を教えて下さい。
時間が経過して、記事が古くなったからではないですか。
――ですが、容疑者のことがネットで話題になった直後ですよ。
たまたまそうだったんじゃないですかね。
――それ以前の記事も残っていますが。
記事によって、いつ消されるかというタイミングも違ってくるからです。残る場合もあれば残らない場合もある、そういうことです。
――本当にそれだけの理由ですか。
(一瞬の沈黙の後に突然口調が変化して) 記事の扱い方について、うちらが読者に対してあれこれ言うことなんかないんですよ。なぜなら、我々がニュースの編集権を持っているんだから。いちいち説明するとか、どうして載せたか消したかなんて言う必要もないんです。
――読者に対する説明責任を果たしていないことになりませんか。
そんなことはありませんね。
――読者には、記事の取り扱いについて知る権利などないということですか。
そうです。


すばらしい開き直り。信じがたいだろうが、これが「天下の朝日新聞」の本性だ。マスメディアという高い公共性を必要とされる存在でありながら「記事をどうしようと自分たちの自由!」と断言する横柄な態度を、このまま許してよいのだろうか。
皆さんの家庭に宅配される新聞は、こういう人々の手によって作られているのだということを知ってほしい。



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