●更新日 07/31●
ゴミ屋敷の住人に直撃インタビュー
ガルエージェンシー福岡北/博多駅前/ガル探偵学校博多校 代表・山戸 規生 福岡市・北九州市それぞれに事務所を置く。福岡県内はもちろん九州全土から山口県に至るまで土地を知り尽くし、バイク班を編成した機動力・調査力は群を抜く。調査後のアフターフォローにも重きを置き、弁護士や司法書士とも連携。また、「ご依頼者さまの為に」を合言葉に13年間ノ―クレームを継続している。 |
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前回のつづき。
ゴミ屋敷の住人本人に、何が原因でゴミ屋敷になったのか尋ねてみた。
なんでも40年程前に、所定のゴミ置き場(ゴミステーション)などに置かれた古紙や衣類などを「もったいない」と持ち帰り、捨てずに取っておくようになったことがきっかけのようだ。
本人は、これらのゴミを「大切な地球の資源であり、私の宝物」という。
周りから見ればゴミだが、本人から見れば大切な所有物・・・
住人の老婆はこちらが何を言っても聞き入れない。近所の住民がさじを投げた気持ちがよくわかる。
実は、この屋敷では6〜7年前に、一緒に生活していた老婆の姉に当たる女性が「孤独死」している。
一緒に生活していたので正確には孤独死ではないが、ゴミで埋め尽くされていたため、老婆は姉が死んだことにしばらく気づかなかったという。
それ程までに家の中がゴミで埋め尽くされているのかと驚きを隠せない。
今度は市役所に出向き、この件に関して問い合わせをしてみた。
市役所の回答はこうだ。
「ゴミが敷地内に置かれている場合、家主の所有物であり、撤去はできません。
このゴミが生ゴミであれば、敷地内といえども『不法投棄』として市が介入できますが、ゴミが古紙や衣類ということもあり悪臭は生じていません。そのため、不法投棄として指導・勧告はできないんです。悪臭のしないゴミ屋敷は非常に稀なケースで、正直どう対処していいかわかりません」
市役所の結論:
悪臭のもととなる生ゴミなどが敷地内にないため、この家は「ゴミ屋敷」とはいえない。
つづく。
ガルエージェンシー福岡北/ガルエージェンシー博多駅前
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