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５月８日、福岡県春日市にある市立大谷小学校の校長が覚醒剤所持で逮捕されると言う衝撃的な事件が起きた。



容疑者は教育熱心で生徒や保護者からも評判は良く、誰もが信じがたい事が起きたと関係者は動揺を隠しきれない。
同小学校周辺の住民の声を聞くと「馬鹿らしいにも程がある」と怒りをあらわにする男性もいれば、「子供たちの事を考えると・・・」と声を詰まらせる女性もいた。

小学校の校長という薬物の恐ろしさなどを教える立場の者が、小分けされた覚醒剤と注射器数本を持ち歩きながら、実際に教育現場で教員達に指示を行ったり、子供たちと接していたりしていた。
それが今回の事件で一番恐ろしいところである。


同校の関係者に取材を行った。
重々しい雰囲気で今回の事件の事を聞くと顔色を変えて「その件に関しては・・・」と圧倒的に口を閉ざす者が多い中、１人の教員はこう答えた。

「心配されるような事は一切ないですよ。そこにいらっしゃる保護者の方の顔を見てもらったらわかるように、みなさん心配そうな顔に見えますか？　見えないでしょう。ですから、心配するような事は何もありませんよ」と、事件に対して申し訳ないと思いつつも、自分に言い聞かせるように答えた。


市立大谷小学校



学校関係者


その後、聞き込みの情報を元に校長の自宅マンションを割り出し、付近の住民に容疑者の事を聞いてみた。
報道では３年程前から痩せこけて坊主頭にするなど様子がおかしかったとあったが、同マンションの管理人の話では元々痩せており、特に不審な様子はなかったとのこと。

容疑者は配偶者と子供と３人で暮らしていたとの情報だが、事件後はマンションを出ているのか姿を見るものはいないという。




保護者から「今回の事件をきっかけに徹底した教職員の指導を行い、この事件後良くなったと言われる学校になってもらいたい」との声もあったが、生徒である子供たちは事件を知る事により、精神的にダメージを受け、カウンセリングが必要になる子供もいるかもしれない。

５月１４日には、千葉県佐倉市の小学校教諭が大麻所持違反で逮捕された。
大人の身勝手な行動が子供たちやその家族に及ぼす影響は計り知れないことを、教育関係者は改めて認識してほしいものだ。



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