理不尽な３つの小話

どんな職場でもそうなのだが、
『自分のせいじゃないのに、上司に怒られてしまう。』
といったことが世の中には時々ある。

探偵とて例外ではない。
『真面目に仕事をしているのに、なぜか怒られる。』
そんな理不尽なことが、たまにある。

今日はそんな理不尽な話を３つほど。



（その１）

夏休み。お彼岸。
ターゲットと浮気相手が、お墓参りに行ったから、
証拠写真を撮影したら、



霊が写った。

上司に怒られた。

「俺が撮って来いといったのは、証拠写真だ！」
「だれが心霊写真を撮ってこいといった、このばか！」

……理不尽だ。


（その２）

とある家のご主人に依頼され、
盗聴器を発見するために家中を調べていたら、
台所の棚の奥から、



奥さんのマイバイブを発見した。

上司に怒られた。

「俺は『盗聴器』を探せと言ったんだ！
「だれが奥さんのオモチャを探せといった！」
「依頼者が落ち込んじゃったじゃないか！」
「『私は妻を満足させることができない』って凹んじゃってるぞ！」

……理不尽だ。


（その３）

ターゲットと浮気相手がラブホテルに入ったので、
張り込んで、ターゲットが出てくるのを待っていたら、



休暇中の上司が出てきた。

怒られた。

「浮気じゃねーよ、ばかやろう！」
「彼女だよ、彼女！！」
「いいだろ、別にプライベートで何をしてようが！」
「俺の撮ってんじゃねーよ、ターゲットを狙えよ、ターゲットを！」

……理不尽だ。
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まったく。実に。
世の中は理不尽に満ちている。
社会人の皆様。くじけずに頑張っていきましょう。



探偵：Ｍ