●更新日 07/06●
三菱の真相 3
『三菱の真相』 ・購入者さまの声(GDIエンジン編) ◆新車で三菱のセディアワゴンを購入しましたが……いきなりのエンジン停止 あらかじめ言っておきますと、このGDIエンジン、とんでもないくらいの「失敗作」です。 乗っている方は解ると思いますが、新車で買って、1回目の車検(購入から3年)まで、ノントラブルでいける車は数少ないです。 GDIエンジンの構造については、専門的な話になってしまうので話しませんが、「燃費が良い」「排ガスがクリーン」などのメリットがあります。 しかし、デメリットもあります。構造上、燃焼時のカーボン(ガソリンが燃えた後の煤の様な物)がエンジン内に付着し易く、燃焼に必要な空気が吸い込めなかったり、ガソリンを噴射する穴を塞いでしまったり……。 本来であれば、そういった不具合を対策した後で製造を開始するんですが、「他のメーカーより早く」販売する為に、短い開発期間でエンジンを開発し、更に品質管理の甘さも重なって、とんでもない失敗作が出来上がってしまいました。 ▲イメージ画像です 読者様からありました「エンジンが停止」等の不具合は、GDI搭載車のほぼ全車で発生しています。 これはカーボンがエンジン内に付着し、空気が吸い込めず、ガソリンの燃焼が出来なかったり、ガソリンを噴射する穴をカーボンが塞いでしまったりで、エンジンが不調になり、結果止まってしまいます。 ディーラーは対策として、車検や点検に入った車の部品を、症状が出る前に交換したりしてますが、設計がダメなので、解決にはなりません。 勿論、エンジン停止の原因はカーボンだけではありません。原因は数え切れない程あります。 ちなみに、5年の保障期間を過ぎた車は、クレームでの修理(無料)が効かないので、有償での修理となります。 もし、2回目の車検をまだ受けていなくて(新車から5年以内)、エンジンの調子が悪いと思ったら、すぐディーラーにご相談下さい。 以前、「こんなエンジンはもう作るなよ! 生産止めろ!」って言った事があったのですが、上の人間に「すぐに販売を中止する事は出来ない」と言われました。 理由としては、あれだけ大々的に宣伝して売り込んだGDIエンジンの製造をいきなりやめて、通常のエンジンのみの販売にしてしまうと、”失敗作を認めた事になるから”と言っていました。 多くの三菱ディーラーではこれを解っているらしく、車を販売する際、GDIは勧めず、通常のエンジンを勧めているようです。 売った後の問題を理解しておりますから……。 GDIエンジン搭載車が減った背景には、こんな事があった訳です。 ちなみに、GDIエンジンじゃないからと言って、安心は出来ません。通常のエンジンも、いきなり壊れますから。 読者様から、「オイル漏れ」の話がありましたが、これも全車漏れます。 ディーラーでは、オイル漏れを起こしている車が入庫すると、ガスケット(エンジン等の継ぎ目にはさみ、オイルを漏れないようにするパッキン)を交換しますが、いくらパッキンを交換しても、製造が適当で部品自体の精度が悪いため、暫くするとまた漏れます。 たかがオイル漏れと思う方もいるかと思いますが、オイルは「燃えます」。漏れたオイルが、触媒やマフラー等の高温になる部分に垂れる事が、車両炎上につながるのです。 炎上事故の原因の1つがここにあります。 炎上する可能性があるとは、致命的どころの話ではないと思います。車が在ればそれに乗る人間が存在するのですから。 その事を知っていながら、なお販売を続けたと言う事は、”過失致死”と言っても過言ではないでしょう。 ”新製品を短期間で開発し、発売する事”。これは企業理念としては必要な事でしょう。 しかし、それすらも度が過ぎれば、人の命を脅かす事に繋がるのです。 これは三菱社に係わらず、全ての企業に言える事でしょう。 引き続き、調査を行っていきたいと思います。 このシリーズでは、購入者さまや関係者の皆様の情報を募集致します。 三菱社だけでなく、他社さまの情報も同様に募集致しますので、ご協力下さい。 探偵ファイル・キム |
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