●更新日 04/18●


塾講師淫行騒動を曲解?J-CASTに異論続出


塾講師による淫行騒動が、依然として話題になっている。(関連記事 1 2 3)

この件を報じたJ-CASTの2009年4月17日の記事「女子中学生が「ラブホ連れてかれた」 「2ちゃん」、動画投稿サイトで大騒動」に対して、異論が提起されている。その一つが、明光義塾大平教室に乗り込んだ「愛の戦士」と名乗る人物の言動に関する記述だ。 (動画 1 2)

「「業務妨害」にも取られかねないこの行為に、コメント欄には「警察呼べばいいのに」「最低だな、こんな動画まであげて」といった批判も出ている」とある。一方、2ちゃんねるでの反応は、驚嘆や賞賛の声の方が遥かに多かった。そのため、批判的な意見だけを取り上げたことに違和感を覚えた人々が少なくないようだ。


J-CAST記事


また、「女子中学生が美少女だったこと、先生と生徒という微妙な立場、講師と女子中学生の相思相愛ぶりなどから、嫉妬的な感情が爆発したようだ」との記述にも多くの疑問が提起された。ブログでは生徒の講師への思いが一方的に綴られているだけであり、相思相愛どころか、講師側の心境については一切不明である。そのため、記事は二人の関係を曲解し、事実とは異なる印象を読者に与えるとの意見が出ている。


J-CAST記事


「嫉妬的な感情が爆発したようだ」という部分への反論もある。確かにそういう感情を持った人々もある程度いたとしても、2ちゃんねる特有のネタやノリでそのように書き込む人々もいれば、「単に面白いから」と祭りに参加する人々も多いはずだ。記事を書いた人物は、誰もが嫉妬の感情に動かされて参加していると、本気で信じていたのだろうか。


2ちゃんねる書き込み


昨日は、ZAKZAKの記事「ネットで拡散…1億総チクリ時代にタレント戦々恐々」も話題に。「不用意な発言で、著名人が謝罪や謹慎に追い込まれることも少なくない。イヤな時代になったものだ」との記述が、その中にあった。すると、いつもネット上の騒動を積極的に報道し、祭りを盛り上げるZAKZAKに対して、「おまえが言うな」との意見が続出した。

ちなみに、その記事の末尾には、松本人志の発言について「真相を確認しないまま安易に報じたネットメディアが、猛烈な“逆批判”にさらされるという結果を招いた」とある。これはJ-CASTであり、「炎上メディア」と呼ばれる同サイトが炎上して大騒動になった(関連記事 1 2 3)。今回の曲解とも取れる記事に、その教訓は生かされていただろうか。



探偵T



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