●更新日 12/01●


英国国旗変更案が 2ch から続々届いて大混乱!?


英国では現在、国旗のデザインを見直そうという動きが強まっているという。この情報を聞きつけた日本の2ちゃんねる利用者たちが、デザイン変更案を大量に送りつけたことが、現地でも大きな話題になっているようだ。



この件について、現地のメディア「Telegraph」が2007年11月30日に、「Japan offers to solve 'Union Jack problem'」と題した記事を掲載している。記事によると、国旗のデザインを「Welsh Dragon」を含めたものに変更すべきだという提案が、労働党議員からなされたという。この提案に対して、当初は主に英国内から変更案が送られてきていたというのだが・・・。以下は記事からの引用。

but then a Japanese website offered to help. "We heard the news of the Union Jack problem," they wrote.  "We believe that our new ideas will help."

日本のウェブサイトからの援助の申し出があったという。上記引用箇所では、「Japanese website」と記されている部分が2ちゃんねるへのリンクになっている。日本から寄せられた変更案は、真面目なものもあるとはいえ、ウケ狙いのネタが大量に含まれていたようだ。



それがどんなものであったかは、画像を見れば一目瞭然だろう。

しかも、今回の投稿作品のAAが早速登場していて、いつもながら対応の早さに驚かされる。



また、投稿された画像をまとめて映像で紹介する、「新・英国旗 / New Union Flag」という動画もYoutubeに投稿されている。一方、2ちゃんねる以外では、「日本の恥さらしだ」という否定的な意見も出ているようだ。

では、なぜこのようなことになったのだろうか。11月29日に、「【英国】ウェールズがゴネるから英国旗にウェールズ国旗を組み込むかも」というスレッドが立った。スレッドのソースは、同日の時事通信の記事「英国旗、200年ぶりに変更も=ウェールズの赤い竜をデザインに」。記事によると、国旗変更の提案の背景には、国旗にデザインが採用されていないというウェールズの不満があったのだという。その経緯について、記事には次のように記されている。

「英国旗のデザインは1606年、イングランド(白地に赤十字)とスコットランド(青地に白の斜め十字)の組み合わせで原型ができ、1801年にアイルランド(白地に赤の斜め十字)が加わった。ただ、ウェールズは早くからイングランドに併合されていたため、ウェールズの旗にある赤い竜のデザインは組み入れられなかった。こうしたことから、ウェールズの国会議員らは「4つの連合国を表現するデザインに変えるべきだ」と訴えてきた。」

こういう複雑な事情の中での問題に、日本から予想外の「介入」があり、現地の人々も驚いていることだろう。それにしても、「Telegraph」の記事の最も目立つところにある画像の一つが、首相の顔を合成したものであったというのは偶然だろうか。やはり、この画像の衝撃度が特に高かったということかもしれない。

ところで2ちゃんねる利用者の皆さん、次は、
大好きな某新聞社の社旗の新しいデザインでも考えてみませんか?






探偵ファイル



◇上記のタグを自分のサイトに張ってリンクしよう!


探偵ファイルのトップへ戻る

前の記事
今月のインデックス
次の記事