●更新日 11/25●


買ってきた七面鳥が痩せていた→夫を殺人未遂 アメリカ仰天ニュース


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22日の木曜日はアメリカではサンクスギビングデー(感謝祭)。この日のディナー平均カロリーは、ニューヨークタイムスによると4500cal!!!! 普段から健康でエキセサイズをちゃんとしてる大人が必要なカロリーが2500〜3000calなので、軽く超えてます。久しぶりに会う家族や友人達といると、ついつい食べ過ぎてしまうようです。サンクスギビングはアメリカのホリデーシーズンの幕開けでもあり、とにかく町中ハッピーモードに入ります。ハッピームードが影響したのか、しなかったのか?なニュース達が舞い込んできています。今週はサンクスギビングデーにまつわるちょっと気の抜けたニュースをラインアップ。

・カンザス州:今年はターキーが、去年より12k高くなり500gあたり、$1.10(約120円)で、食卓に上がる七面鳥の平均量7kgから10kg。大家族を持つ主婦が、旦那に七面鳥を買ってきてくれるように頼んだのですが、旦那はサンクスギビングデーのぎりぎりまで待てば、値段が下がると思い、前日まで買わずに。ところが、木曜日の早朝、肉屋に七面鳥を飼いに行くと、痩せ細った七面鳥しか残っていませんでした。仕方なく痩せ細った七面鳥を買い、家に帰ると主婦は激怒!もっていたナイフを投げつけ、七面鳥で旦那を滅多打ち!旦那が警察に通報し、主婦は暴行罪と殺人未遂の容疑で逮捕されました。

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痩せ細ったターキーは殺人武器!?

「う〜ん。なんかむなしくなる」「で、大家族は何を食べたんだろう?」「七面鳥で滅多打ちって、怖い」「離婚訴訟確実だね」「大家族も大迷惑だね」「やせ細った肉屋も訴えられると思うに$50」「これじゃ、死んだターキーも浮かばれないね」「私のママはターキーを作るのが面倒で、お店で買おうと思ったのに、売り切れてて代わりにチキンを買ってきた事があるw」

痩せ細ったターキーっていうのが、イメージできません。スープの出汁用だったのかもしれないですね。


・ニューメキシコ州:サンクスギビングの食卓で、子供が親に「サンクスギビングデーはどこから来たの?」と質問。父親が「移民してきた外国人達と、地元に住んでいたインディアン達が、お互いの生活の仕方を教えあった事を感謝してパーティーをしたのが始まり」と教え始めると、ゲストとして着ていた地元インディアンの男性が激怒。父親と大喧嘩をはじめ、警察が出動する騒ぎに。原因は、父親がインディアンについて、手を口に当て、「アワワワワワ!」と表現したからだそうです。

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インディアンのイメージと言うと、ついつい「アワワワワ」と言ってしまいそうですよね。

「最近は、なんでも人種差別だからね」「あのインディアンの『アワワワワ』はいったい何所から来たんだろう?」「戦う時の合図って聞いた事あるけど、インディアンの前で、アワワワワはもう出来ないから、聞く事も出来ないw」「アワワワワッ!」

こちらでは最近、インディアン達がとてもサンクスギビングデーに敏感に反応している感が受けられます。ニューヨークの学校でも2,3年前、インディアン役の子供が羽を頭につけ、手を口にあて「アワワワワ」とやって大騒ぎに。学校側が謝罪し、サンクスギビングデー恒例の発表会が出来なくなってしまう、というニュースがありました。インディアンにしてみれば、常に「アワワワワ」と言っているような表現は差別であり、屈辱しているように感じているようです。


・ニューヨーク州:サンクスギビングデーは、全国の消防署が最も忙しくなる日。ターキーを焼こうとする際に、キッチンが火事になったり、オーブンを熱くし過ぎ、ターキーを入れたとたん、煙が物凄く、煙探知機が作動するそうです。作動するたびに、消防隊が出動ですから、大変。消防隊だけではなく、動物病院も大忙し。ターキーの骨が喉に詰まったり、ターキーの肉で窒息したり。一番多いのは、犬や猫が人間の目を盗み、テーブルにあがり、料理を食べ、食中毒になってしまうケース。スパイスなどにも原因はあるそうですが、なにより、一気に食べ過ぎと言うのが大きな原因と言う事です。

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休日もゆっくり出来ないトリオ。

「そう言えば、昼間は消防車のサイレン。夜は救急車のサイレンが聞こえていたね」「煙探知機はトーストを焼きすぎた煙でも作動する。敏感すぎるんだよね」「うちのおばあちゃんは、ターキーを焼こうとして、オーブンに火をつけようとしたのだけど、火のついたマッチをキッチンカーペットの上に落としてしまい、火事になって、消防車が来た事があるw」

長時間のアルコール摂取や食べすぎで、急性アルコール中毒や心臓発作になったりするのも、この日は多いと聞いた事があります。なんだか、サンクスギビングデーは危ないホリデー。。。サンクスギビングデーの次の日の金曜日は、クリスマスショッピングの第一日目。多くのお店が午前4時に開店。食べまくった次の日には、いいエキセサイズになるのかもしれませんね。


・ワシントンDC:サンクスギビングデーの直前の火曜日には、毎年2匹の食用ターキーが大統領から恩赦を受けます。恩赦を受けたターキーは死ぬまで、自由に暮らし、食べられる事はあってはならない、という法律。2005年以来、ホワイトハウスのウェブサイトで、名前付けコンテストや、恩赦を受けるターキーを投票で選ぶシステムを導入で多くの人々の関心を集めるようになりました。今年、ラッキーにも選ばれた2匹は「メイとフラワー」。2005年以前はバージニア州にある、農場に送られていたターキー達ですが、今ではフロリダ州にあるディズニーワールドのアニマルキングダム動物園に移住しています。サンクスギビングデーの日には、ディズニーパレードのリーダーも務めます。パレード後、入園の際にはレッドカーペットが引かれ、ターキー達は優雅に動物園内に入って行くのです。

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恩赦を受けたメイ。大統領より堂々とした態度w

「いいね、こういうニュース」「なんで2匹だけしか助けないんだろ?」「ディズニーで一生暮らしていけるなら、私もターキーになりたい」「アニマルキングダムって、全国でも一番動物が死んでる動物園じゃなかったけ??」

恩赦を受けたターキー達も、いきなりパレードやレッドカーペットで、驚いた事でしょうね。この、ターキーへの恩赦制度は1947年のトゥルーマン大統領が始まりという説と、16代大統領のリンカーンが息子のペットであったターキーに恩赦を与えたのが始まり、という説があります。どちらにしろ、アメリカならではの制度です。


今年も、家族、友人達と楽しいサンクスギビングデーを過ごせました。これからは、クリスマスショッピングシーズン!楽しい事がたくさん待っているシーズン到来で、寒いのにも関わらず、体がウキウキしてきます。日本の皆さんも、楽しく、安全にホリデーシーズンを過ごして下さいね。



MAYU



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