インパルス堤下が問題発言「韓国も国ですか？」

お笑いコンビ「インパルス」の堤下敦がテレビ番組で「韓国も国ですか？」と発言したことで、韓国ではバッシングが起きているようだ。



とはいえ、この発言はつい最近のことではない。テレビ朝日系の「堂本剛の正直しんどい」で2007年9月5日に放映された内容が、今頃になって騒がれている模様。この日の放映内容は、「しんどいショッピング　Made in ○○を3カ国分集めろ！」という企画だった。その中で、「Made in Korea」と記された製品を手に取った堤下が、「韓国も国ですか？」と質問した。



この件を報じた「dcnews.in」という韓国語のサイトがある。番組の放映内容の一部をキャプチャーした画像と共に、堤下の発言が韓国のネット利用者たちの間で話題になっている様子が記されている。その内容を和訳したものが2ちゃんねるに掲載されると、日本人の間でも話題になった。

当該のサイトによると、韓国では番組のファンでさえ否定的な反応を示しているという。ファンの声として、この件に対する次のような意見を掲載している。「馬鹿じゃないの？」、「当然国じゃん」、「わざとそんな発言をしたとは思えないので、世界史の勉強をして来い」、「本当に分からないので質問したようだが、それにしても非常に無知だ」

また、番組のファンではなく、当該の動画だけを見た人々の意見も掲載している。「すぐ横にある国なのに、本当に知らなくて質問したのかを問いたい」、「戦うぞ、堤下！」、「反日感情を抜きにしても、個人の教育水準が疑われる」、「無知にも程がある」、「無視発言というよりも、本当に無知で質問したみたいだ」、「冗談の発言でも気分が悪い」

日本人からの反応にも、このような「温度差」が見られる。韓国に批判的な見解が多い2ちゃんねるでは、堤下を賞賛するコメントが圧倒的に多い。また、「わざとではないか」、「一種のネタではないか」といった意見も見られる。

逆に、日本語と韓国語の相互翻訳による書き込みが可能な「enjoy Korea」というサイトのスレッドでは、日本人による書き込みにも、堤下に呆れた様子のコメントが目立つ。一方、「これに対して日本人たちはどう思うんですか」という質問に、「別に・・・　ｂｙエリカ様」、「韓国ってどこ？ byエリカ様」などとネタで回答する書き込みも。



故意の発言なのか真相は定かではないとはいえ、放映したら何らかの物議を醸すだろうことを、テレビ局は予測した上で放映したのだろうか。この点についてテレビ朝日の関係者に電話で確認を取ろうとしたが、「特にコメントすることはありません」という回答のみだった。

ちなみに、「dcnews.in」の当該記事のコメント欄に書かれている内容を翻訳サイトで和訳してみたところ、意味不明の日本語に変換され、ほぼ理解不可能。とはいえ、その中で目を引いたのは、「ヨン様」が「寒流代表」という表現。もし「韓流」の誤訳だとしたら、韓流ブームが下火になって久しい状況を示しているかのようで、ある意味「名訳」かもしれない。





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