銀座ホステス取材 〜派遣切りの女の子達は今〜

こんにちは。吉良玲です。

昨年秋のリーマンショックから早半年以上も経ち、皆さんもあちこちで不況を垣間見たかと思います。その不況の影響が銀座のホステスさんに1番及んでいるのはご存知ですか？
銀座はどのように変わってしまったのでしょうか。
現役銀座ホステスさんに話を訊いてみました。


今回取材させていただいたＲさん


「不況になってからしばらく、ついに5月後半で銀座計1000件の店が潰れました。2月に600件、3月に700件潰れると皆カウントダウンするように噂していましたが、まさかここまでになるとはビックリです。その影響もあって今では歴史趣あるクラブは消え、銀座にはキャバクラが増えました。銀座も本当に変わりましたよ。もはやビル丸ごと潰れるなんてとても不思議なことではないですね」


ネオンが減った銀座の街。これでも営業開始時間直前。


他にも変わったことはないかと訊くとこう答えてくれた。

「求人の応募に通常の倍くらい来るようになりました。大体が元OL、派遣社員…、GUCCIやヴィトンの元ブランド店員などもいました。派遣切りや人件費削減でクビを切られ、仕方無く銀座に流れてくる事も全然珍しくはありません」


面接に受かっても1ヶ月でクビになることも多く、入店した人の半分は大体１ヶ月でクビ、
と夜世界の過酷さを彼女は教えてくれた。
とてもシビアで現実的な銀座の世界。今後どういった風潮をかもすのだろうか。



吉良玲