●更新日 03/12●


心霊事件簿シリーズ 〜 雄蛇ヶ池〜


今回紹介するスポットはかなり有名な場所なので、知っている人も多いかも知れません。


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雄蛇ヶ池

千葉県東金市。時は江戸時代、干ばつ対策として藩に作られたこの人工池は、多くの入水者を飲み込んできた。中でも身内から虐めを受けて悲しみのあまり入水したという女性は、現在も夜になるとすすり泣くような声が聞こえると言う。ある霊能者がこの池で霊視を行ったことから、全国的に知られるようになった。
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心霊スポットとしてテレビで紹介されたという話は霊能者が行ったのではなく、とんねるずの番組で1991年に放映されたロケにより一躍有名になりました。かの有名な押尾学も肝試しで訪れたことがあり、女性の霊を見たと言っています。




有名な話は「入水自殺した女性」の話なのですが、この池を発端にする心霊報告は、他にもあって統一されていません。

曰く、

・夜中になると叫び声が聞こえる


・水面に女性の霊が浮き上がる


・水面が血の色に染まる

こんな内容のが多数。昔から有る非常に大きい池なので、水の事故は定期的に起こっていたのでしょう。女性に限らず、老若男女問わず亡くなっていそうです。

池の周りには、こうしたお地蔵もある。

テレビで放映されて有名になり、噂が噂を呼んで更に有名になって行くと言ったところでしょうか。夏になると、もの凄い数の肝試しをする方達が押し寄せるため、近年は肝試しグループ同士がかち合って怖くも何ともないとか。また、バスフィッシングの良スポットとしても有名なので、通年を通して誰かしら人が居るという場所になってしまいました。



真冬の深夜2時。駐車場には普通に車が何台も駐車されています。

ただ、この場所は 散歩道の脇に身を潜めやすい藪や窪地が多いため、釣りに来た人や肝試しに来たグループなどを狙う犯罪の多発する場所としての認知度の方が地元では高くなってしまったとか。夜は地元の人は滅多なことでは近づきません。

似たような場所として、心霊スポットでは有りませんが東京に有る「葛西臨海公園」が挙げられます。夜は封鎖されるのですが、乗り越えて入ってくるカップルが多く、夏のデートスポットとして使われる一方、だだっ広い場所で有るが故にカップル狩りと呼ばれる犯罪者たちに襲われるという事件が多発。一時期、「カップルが襲われる事件が多発しています。ご注意ください」という看板が立っていました。



この池にも、上記のような警告標識が。

共通して言えることは 「広い」「暗い」「人気のない」という場所は、それだけ襲われても助けに来てくれる人がいないということ。肝試しでそういった場所を夜に歩くというのは、それだけの危険が潜んでいるということをお忘れなく。



夜中に聞こえるという叫び声は、霊のものではなく、襲われている人が出している声と考える方が余程自然で、普通に起き得ることとして納得出来るものだと思います。



山木



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