●更新日 11/18●
エホバの証人、宗教勧誘リスト流出で個人情報漏洩
宗教団体「ものみの塔聖書冊子協会(エホバの証人)」が、ネット上に個人情報を流出させているようだ。
流出が確認されたものの一つは、「訪問拒否 その他」と題されたファイルである。同協会関係者が戸別訪問を行った結果が記載されている。訪問した年月を記し、その時に誰が応対したか、どのような態度で関係者に接したのかといった記録が、詳細に書かれている。
前回訪問時との対応の違いや発せられた言葉を記録して、今後の活動の目安にしているのだろう。特に他宗教信者であることを理由に断られたという点は、記録に残されやすいようだ。なんと交番に勤務する警察官にまで声をかけているようで、断られた理由は「交番は宗教関係のものは一切受け取らないことになっている」。
中には、「要注意」の家庭について詳述したものもあった。備考欄には、「姉妹たちは入らないでください」などと書かれている。「姉妹」とは、同協会の女性信者のことだ。「創価学会で、女性に対してセクハラ的言動」と書かれた家庭もあり、訪問時に何らかのトラブルがあったようだ。
これらのリストには、訪問した各家庭の住所、氏名が記されていた。そのような個人情報の詰まったファイルが、同協会関係者がファイル共有ソフトを使用したことが原因で流出してしまった模様だ。リストに記載された家庭は、一方的に訪問された上に、その記録として個人情報を消去不可能な形でネット上に流されてしまった。
怪しい宗教が跋扈して人々の警戒心が強まる中、今回の問題は宗教への人々の不信感をますます強めてしまったのではないだろうか。
高橋
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