●更新日 08/24●

ファンタジスタ!〜中川クンに彼女が出来るまでの戦いの記録8〜


前回の告知にもある通り、中川くんの天下一武道会参加が決定しました。

しかし、格闘技どころか運動自体をしたことがない彼をそのまま出した所でボコられるだけだしなぁ・・・と思っていたのですが、実は算段が一つだけあったんです。

それは、僕は元々この天下一武道会特別試合の為の強化合宿を以前にお世話になったヨーガ柔術さんに頼んでいたのですが、彼から


「サイトを見て、久々にこんな駄目な人を見ました。海兵隊式に性根から叩き直すので、合宿に連れてきてください」


このようなメールが来ていたので、渡りに船とばかりに中川(何故か木村も)を強化合宿に連行!

あぁ、中川くんには「決まったから」の一言で、全て押し通しました。どうせ、何言っても連れて行くんだし、ひ弱よりはガッチリした体の方がいいだろうし、辛い練習から逃げ出さないというのを通して、心を強くしたいという気持ちもありましたし。

せっかく女性に声掛けれるようになったのだから、このまま完成させてしまおう・・と思った結果です。


決して、合宿の道連れを作ってやろうという気持ちではない


おかげさまでリアルな友達よりも、探偵ファイルのスタッフよりも、8月はこの二人と一緒にいることが多い・・・まぁ、いいんですけどね。

写真

練習前。どことなく、のほほんとしています。


山木 「最初に言っておきますね。今からやる練習、ピーターアーツや、ミルコがやっている練習と全く同じメニューです。1セットの時間数が違うだけで、内容は一緒。気合入れてやってください。僕、前回は20分もしない内に倒れかけました」


中川くん「ミルコって何ですか? お菓子ですか?」


山木  「ハハハ、本当に君は面白いなぁ」

木村 「こいつ、格闘技全く興味ないから、本当に知らないんですよ」

ヨーガ柔術「まぁ、いいです。練習を始めましょう」


写真

パンチの練習。連打、フック、アッパーを各1分。各30秒の休憩。

ヨーガ柔術「はい、30秒休憩!」


写真

木村 「休憩ですよね? 何でジャンプしているんですか?」

ヨーガ柔術「手が休んでいるだろ?」

中川くん「・・・」


写真

スプロール(別名バービー。腕立て伏せとでも思ってください)やってから、パンチ


これを、パンチ、前蹴り、廻し蹴りを各1分


写真

動画でこの動作の厳しさを感じてみてください。運動初心者だって、こういう事も頑張ればできます。


●動画ダウンロード
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この後、膝蹴り・蹴上げ・後ろ蹴りを各1分。


中川くん 「もう、無理です・・・。動きません・・・」


写真 目が虚ろだ

正味10分30秒にて、中川くんダウン


山木 「まぁ・・・予想してたことですが・・・」

ヨーガ柔術「初心者にしては良くやったと思いますよ。もっと早く潰れるかと思っていましたが、根性少しはありますね」


この後、山木・木村は45分のパーソナルトレーニングを行い、技練習を1時間ほど行なった後・・・


ヨーガ柔術 「山木さんはここからが本当の練習です。試合のルールはヴァーリトゥードでしょ?ヴァーリは柔術の技術無いと勝てないから、スパーリングパートナーをバルボーザ柔術の人達に頼んで準備して貰っています」


山木 「マジカヨ」


ヨーガ柔術「ヤンキ―なんかに負けて貰っちゃ、教えた僕まで負けたようで腹立つんですよ。キッチリ仕上げますから、安心してください」


山木 「うへぇ」


というわけで、バルボーザ柔術に移動・・・


車の中で


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疲労のあまり、目と口を開けて寝る中川くん


山木 「よほど疲れたんですね・・・」

木村 「彼、生まれて初めてのキツイ運動ですからね・・・」








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バルボーザ柔術で教えて頂いたのは、代表の岩間さんとインストラクターの山崎さん。


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基礎練習終った後の1時間ほどのスパーリングの時間で


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一体、何回タップしたのか全く覚えていない


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山木 「お星さまが見える・・・」


おかげさまで、試合の恐怖とかそういうのは無くなりました。天下一に出て来るヤンキ―が、彼らより強いわけもない。


ヨーガ柔術「だろー、やって良かっただろー?」


前回に引き続き、バルボーザ柔術の皆さん、本当にありがとうございました!



写真

そして、放心状態の中川くん




〜読者の皆さんへ〜

構成の都合上、1回に纏めていますが、中川・木村の両名は1泊2日、本当に格闘技漬けの合宿をしました。朝の7時から23時半まで移動と休憩の時間を抜いた12時間余りをガチで練習。日頃運動している人間だって逃げ出したくなるハードメニューですので潰れるのは仕方ないですが、「無理」「辛い」「死ぬ」と何度も愚痴を零しながらも、最後までやり通した事実に変わりは有りません。事実、「来月も来いよ」と言われている前提はありますが、東京に戻った後も、夜にランニングや筋トレを自主的にやるようになりました。大きな精神的変化だと思いませんか?辛い内容を乗り越えた彼が、人間的な成長を少なからずしたと僕は思っています。



山木&ファンタジスタ運営委員会


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