●更新日 10/23●






最新技術とラテン男と通訳と私








ガルエージェンシー愛知西三河/愛知東三河 代表・村松 倫和 ガルエージェンシー愛知西三河/愛知東三河 代表・村松 倫和
自らの地元である三河地域中心に活躍。中部ブロックの副ブロック長と事務局を務め、会議運営から調査員研修まで担当する。全てのご相談者に誠実な対応を心がけ、弁護士や過去のご依頼者からの紹介が多い。「三河の調査はお任せください!」。
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ある日のこと。国際法律事務所の通訳の方から「今日、調査をお願いしたいと言っている依頼人を連れていきたい」という連絡があり、事務所で待ち合わせることに。

現れたのは、興奮して顔が真っ赤かになっている屈強な日系ブラジル人男性と、通訳の日本人男性。話を聞くと、ブラジル人男性は「妻の浮気で別居、離婚を考えている」とまくしたてる。

さらに事情を詳しく聞いたところ、
「昨日まで、妻との関係はラブラブ♡ でも、ある携帯電話の便利機能で大喧嘩!」になったらしい。


昨日の朝、体調を崩した奥様はあるクリニックに診療を受けに行った。

そして診療後、容体を心配するご主人の携帯電話に、あるものを送信。そのあるものとは、
「緊急位置通報!」

緊急位置通報とは、自分の居場所(GPS位置情報)をあらかじめ登録した相手のメールアドレスに送信する機能のこと。

仕事中に緊急位置通報を受け取ったご主人は、すぐさま奥様に電話した。

ご主人「お前、どこにいるんだ?」
奥様 「病院よ」
ご主人「嘘つけ、病院になんか行ってないだろ?」
奥様 「本当よ、今から薬を受け取って帰るところ」


奥様の話に納得できなかったご主人は仕事を終えると、朝受け取った緊急位置通報の情報を頼りに現場へ。

周辺に建つアパートを発見し、何時間も張り込んだところ、それらしい人物を特定できたため帰宅。
帰宅した奥様に「浮気していただろ!」と問いただしたことから、大喧嘩になったらしい。

(つづく)



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