●更新日 09/26●
誰も気にしていない落書き問題
9月10日のニュースウォッチ、11日のスパイ日記、9月18日のニュースウォッチでお伝えした、鳥取砂丘への名古屋大学の学生サークル「HUCK」による落書き問題。
マスコミ・ネット上で騒がれる中、渦中の現場である鳥取砂丘はどのような状態なのだろうか?
そこで、鳥取砂丘に実際に行ってみた。
鳥取砂丘に到着すると、大型バスが何台も乗りつけ観光客でにぎわっている。
客足が遠のいている様子はなさそうだ。
砂は観光客が歩いた足跡だらけで、パンフレットに載っているような美しい砂の姿はあまりない。
とはいえ、一面の砂・砂・砂はかなりの圧巻である。
見渡す限り、落書きらしきものは見当たらない。どうなったのだろうか?
地元の方に話を聞いてみた。
「ああ、あれね。あんなの、なんでそんなに問題になってるのか、私たちからすると
わかりませんね。風が吹けばすぐ消えちゃうでしょ」
ものすごく冷めたご意見。
怒っている様子もなく、むしろ騒ぎ立てていることに呆れている様子だ。
鳥取砂丘にある、ラクダ乗り場の従業員にも話を聞いてみた。
「あれは偶然だったんですよ。ちょうどあの落書きのあった時に、読売新聞の記者さんが鳥取砂丘にいらっしゃっていて。それで『あれは問題なんじゃないの?』と記事にしたんです。あの大学生たちがHPに写真載せちゃったもんだから、すぐに犯人がばれて問題になった、と」
落書きはもう消えたんですか?
「まぁ一日もたてば、風が吹いて消えちゃいますからねぇ」
こちらも、仕事場である砂丘に落書きされたことに関して、別段怒っている様子はない。
話を聞いた方々は皆、
「すぐ消えるし、誰も気にしてない」
と、問題視する必要性を感じないという様子。
まぁ、
砂だもんね。
現場とマスコミの温度差を感じる旅だった。
せっかくなので、ラクダに乗ってみた。
今回乗ったラクダのエイキチ君(3歳・オス)は人間でいうと17歳。
非常に元気で、突然の揺れが中々怖かった。
鳥取砂丘に来たら是非、落書きはせずにラクダに乗って記念写真を撮ってほしい。
ガル探偵学校
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