●更新日 3/22●


俺のこと嫌いでもいいからやらせて

 

 

商売敵ってのはどの業界にもあることだけど、この業界は特に始末が悪い。探偵だから。
前号でも書いた通り、なんか弱みはないだろうか?とヘタな尾行や聞き込みをかましてくる。

尾行はいい。その気になればまける。でも、聞き込みは防ぎようが無い。
近所中に、こんな聞き込みある?
 

何か悪いことを目撃しませんでしたか?


すごく知りたいのは分かるが、あせっちゃだめだめっ!
百歩譲ってど素人探偵だというのは認めてあげよう。
しかし!
 

情報があったら高く買います。


っていったいいくらなの教えてっ!
まだいい。まだ許せる。だが、〇〇探偵事務所だけは許せない。
いきなり、向かい側の弁当屋のお姉さんに

 

薬とかやってませんかね?

 

っておい、かなり末期的な探偵だぞチミ。ちーっとも聞き込みになってないだろそれ。探偵なら、俺がトイレ入ったあとに覚醒剤試薬とかで採取すべきだろ?持ってないのなら売ってやろうか、ん?

そして、今までの中で一番笑った聞き込み。
俺の本の出版社に電話をして



どこの刑務所にいたか知りませんか?

 

それって聞き込み?そんなに嫌いかよ俺。仲良くしようよ、ねぇ。

 

最後に、俺に関してのウワサの決定版。

 

 

 

 

 

 七つのズラを持つ男 

 
                                 一分間の黙祷!
  

            

                           殺らせてお願い。