スパイ日記
渡邉文男 MAIL : spy@tanteifile.com



10月8日(月)


依頼者との過ちはあっのかなかったのか一体どっちなんだ!?by読者


【昨日の展開】


「わたなべさん、何を飲みますう(はーと)」


と聞かれたので、何でもけっこうです、と答えました。すると


いきなり白ワインが出てきました! カハァッ 


(こういう場合、口をつけません。理性が抑えられなくなりますので)



一通りの報告を終え、集金し、さてと、と思って席を立ったとたん



依頼者がいきなりっ!! あることをっ??



そして、今日、その続きです


の前に


日記書きに100の質問の答えを



というのはウソです。私は堕落誌ヒカルさんのように


必要以上にじらしません。




私が玄関で靴を履いている時でした。


うしろのほうで、人の気配を感じました。


おりょ?と思って振り返ると、何と、彼女が私にピッタリくっついてきました??


「わたなべさんっ!!」


その甘く切ない表情に、私は一瞬ひるみ



「は、はい、何ざんすか?」



と、とんでもなくかっこ悪い言葉を吐いてしまいました。


わっ・・・避ける間もなく、彼女の唇が私の口を塞いでいました。



「ん・・・ん〜」びっくりした私は、彼女の肩をつかみ、引き離しました。



とびきりの美人で抜群のナイスバディ、しかもピッチピチのタイト・ミニ。


しかも眼は潤み、ズバリ、SEXしたくてしょうがない!といった顔。


私の心臓はもう破裂しそうでした。


そして、またも素っ頓狂な言葉を彼女に発していました。



「今日、何食べたの?」



彼女は私の寒すぎる一発ギャグでひるみ、一歩うしろへ下がりました。


こんな読者のみなさんが引くようなおもしろくないこと書きたくなかったのですが


史実ですので仕方が無いのです。まことに申し訳ありませんっ!!


「失礼しますっ!」


その隙に、私はドアのロックを回し、外に脱出しました。


助かった・・いや、すごく悲しい ← 本音


「あ、いけねっ!」 動揺のあまり玄関にカバンを置いてきてしまった!


おそるおそる、ドアホーンを鳴らします。


・・・応答なし・・・


私のことを怒っているのか・・美人はプライドが高いからなあ・・


途方に暮れていると、ガチャッ、ロックの外れる音・・


そ〜っとドアを開けると、誰もいない、あるはずのカバンもない・・


私は何度も玄関先から彼女の名前を呼びましたが、やはり応えてくれません。


しかたなく、また靴を脱ぎ、リビングのほうへ入っていくと



はうっ



本当にこんなため息が出たような気がします。


パンツいっちょうの彼女でした。


しかも、眼が逝ってます。


私は、まるでヘビ女ゴーゴンに睨まれたように金縛りで動けなくなりました。


ヘビ女ゴーゴンは私に近づいてきて、もう一度、私の唇を奪いました。



「好きなの、好き・・・・」



もう、ここまで書いてしまうと、今日の日記才人、男性陣の投票はゼロでしょう。


このやろう、うまいことやりやがって! という魂の雄たけびが聞こえてきます。


(チャンネルは、そのまま)



すごい肢体でした。今だかつて見たことがないほど。


まさにパーフェクト、エクセレント!!


ピンク色のバストは鋭角120度、空の方向に向いています。


ウエストからヒップにかけてのラインはおーまいごっどと叫びたくなるほど!


ぽってりとした愛くるしい唇。透き通るような白い肌・・・。


「えっ・・えっ・・」


私に接吻しながら泣いている? 


「この人は病気だ!」と私は覚りました。(病名は伏せさせていただきます)



どうやって彼女を静めたらいいのか! 無い頭で思案を巡らせました。



しかし、私の下半身は



無駄な抵抗を続けました



頭の血が、すべて下半身に逆流していきます。


「いててっ!!」思わず唸ってしまいました。


スーツなので、押さえつけられて痛いのなんの。



「わたなべさん、どこか痛いの?」



「えっ?ええ、ちょっと頭が・・」



  違う頭だろっ



と心の中で自分自身に突っ込みを入れながら


「実は、今朝から偏頭痛が・・」



「まあ、私と同じ」



「ちょっと、横になっていいですか?」



ここで無げに帰ってしまうと、パンツいっちょうの彼女



ひどく傷つけてしまいます。


さらに、病気を抱えた女性を怒らせると


あとで「強姦されそうになった」と言われかねません。



寝室に案内された私は、服のまま、横になりました。


「ごめんなさいね、私が、私が驚かせたから・・」


「いえ、違いますよ、嬉しすぎて、持病にきたんです」


彼女は少し自分を取り戻したのか、ガウンを羽織った。ほっ



興奮性の病気に対しては、正面から当たると危ないのです。



止めどなく、どこまでも興奮してしまうんです。



私の興奮も冷まさなければいけないし。



とにかく、私に対する彼女の興味を覚ます会話を何時間も続けました。


こんな時、一番有効なのは



政治経済を熱弁することです



どんな女性も、白けさせるにはこれが一番です。


時折、彼女に質問もします。彼女が答えられないと



「えっこんな有名な話、知らないの?」



とすかさず突っ込みを入れます。ほんとはこんな話したくないんですが。


すると、もう聞きたくない!という表情に変わってきます。


こんな状況で女性に嫌われるのは非常にもったいないんですが。 ← 未練がましい



  依頼者と探偵は、絶対に過ちがあってはいけない。



これが、私の信条であり、傘下の探偵1000人に誓う私の貞操観念です。


エロ話を期待していた一部の読者には申し訳ありませんが


こうして私は絶対絶命のピンチを脱しました。




私が彼女の部屋を出たあとに



ソープに直行したのは言うまでもありません。



どこでもいいやと入ったソープ。運悪く、とんでもないドブスがついてしまいました。


にも関わらず


遅漏の私が、いつもの○十倍も早く逝ってしまいました。