●更新日 04/26●






白バイ探偵が斬る〜萩原さん死亡事故、萩原さんの過失を大きくしようとしている!?








ガルエージェンシー埼玉北 代表・長野 浩和 ガルエージェンシー埼玉北 代表・長野 浩和
前職は警察官。取締りのほか数々のキャンペーン、テレビ番組『警察24時』での取材対応も行う。優秀警察官表彰、管区警察学校での学業成績優秀表彰等多数の表彰を受賞。30年務めた警察を退職後、信条である「義」を貫くために探偵となる。
ご相談はこちらから 0120-446-007




俳優の萩原流行さんの死亡事故の続報を配信します。

今回の事故状況は以下の通りです。第1車線を走行中の護送車が、駐車車両の後方で一旦停止後、進路変更しながら発進。

第2車線を進行していた萩原さんが護送車の後方で転倒。護送車は転倒した萩原さんのバイクと衝突、萩原さんは第3(追い越し)車線に投げ出されました。そして、この車線を進行していた乗用車に轢かれて死亡しました。


衝突前に後方で転倒したとなると、萩原さんの過失が大きくなると思われがちですが、そうではありません。このような事故を
狼狽事故
といいます。

進路変更する際には「後方進行車両の進路を妨害してはならない」との原則があるため、後方進行車両に急ブレーキをかけさせるような行為をしてはならないのです。


今回の事故状況を検証すると、萩原さんのバイクの滑走痕は第2車線の中央部にあります。このことから進路変更が終了する前に転倒したことは明らかです。

また、滑走痕の長さから考えても過度な速度で進行していたことは考えにくいため、警察車両の過失は大きく、過失割合は8:2くらいで考えるべきではないでしょうか?

追い越し車線の乗用車が萩原さんを轢いた事故については、萩原さんが転倒した時の乗用車の位置関係で変わってきます。


今回の場合、護送車を運転していた警察官が萩原さんを転倒させ、ケガさせていることは明らかなので、
自動車運転過失致死傷罪
が適用されます。結果的に、その事故により死亡させたということになるのです。

しかし、インタビュー映像では「(萩原さんの)バイクがワゴン車(護送車)に後方から近づいて行って転倒した」と目撃者が証言していました。

現場検証の取調べ官の言動で、萩原さんの過失を大きくしようとする意図で発言しているのではないかと懸念するのですが・・・



ガルエージェンシー埼玉北 代表・長野 浩和



ガルエージェンシー埼玉北


このエントリーをはてなブックマークに追加


関連ニュース



探偵ファイルのTOPへ戻る