●更新日 04/24●






白バイ探偵が斬る〜萩原流行の死亡事故、警察の過失は!?








ガルエージェンシー埼玉北 代表・長野 浩和 ガルエージェンシー埼玉北 代表・長野 浩和
前職は警察官。取締りのほか数々のキャンペーン、テレビ番組『警察24時』での取材対応も行う。優秀警察官表彰、管区警察学校での学業成績優秀表彰等多数の表彰を受賞。30年務めた警察を退職後、信条である「義」を貫くために探偵となる。
ご相談はこちらから 0120-446-007




22日、青梅街道片側3車線道路で、俳優の萩原流行さん(62)が大型バイクを運転中に進路変更してきた車両と接触、転倒し、後続の乗用車に轢かれて死亡しました。

まずは、萩原さんのご冥福をお祈りいたします。

写真


翌日になると、進路変更してきた車両が警察車両(護送車)で、50歳代の警察官が運転していたことが判明しました。

進路変更した警察車両は右後方、側方の安全不確認、バイクの萩原さんは護送車に対する動静不注視の過失です。

過失割合は通常7:3または8:2で、警察車両に大きな過失があります。これは、免許取り消し処分対象です。


現場判断で被害者がほぼ即死状態ということもあり、今回の事故は通常ならば加害者を逮捕している事案のはず・・・

写真

しかし、警察官の犯罪はどんなに軽微な事故であっても、書類送検でさえも、警視総監の決済が必要となるのです。


ただ、今回の場合は、結果と過失から通常の刑事裁判になる可能性があり、事故を起こした警察官は失職になるかもしれません。

また、萩原さんを直接轢いた後続車は、転倒して来た時の位置関係によって過失を取られる可能性もあります。


警察車両は、任意保険に加入していても無制限でないこともあるため、自賠責保険で出るのは、3000万円くらいでしょう。

そのため、慰謝料の不足分は東京都から支払われることになります。通常、100万円以上の支出には、都議会の承認が必要になりますが、どうなるのでしょうか?


今後の対応に注目ですね。



ガルエージェンシー埼玉北



ガルエージェンシー埼玉北


このエントリーをはてなブックマークに追加


関連ニュース



探偵ファイルのTOPへ戻る