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	ガルエージェンシー千葉第一　代表・小林　秀樹 千葉県千葉市、千葉地方裁判所付近に立地する支社。若さを活かした俊敏な機動力で、調査が迅速なのがウリである。地域弁護士と連携を取り、調査後のアフターフォローにも力を入れている。「誠心誠意」のモットーのもとに日々奮闘している。

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前回のつづき。


さらに対象者の携帯電話からは、猫を抱いている元夫の画像を確認できた。
ピン！！　ときた私は公園にいた猫と画像の猫を確認したところ、うりふたつ。

その事実を依頼人に伝えて、この調査は無事終了した。


もちろん、この猫は以前飼っていた猫ではない。

前のご主人が病に倒れ、金銭的な事情と面倒をみる時間がなくなったことから、奥さんは当時の飼い猫を友人に譲ることにしたそうだ。

ところが、譲ってからわずか２日後にその猫が道路に飛び出し、車に轢かれて死んでしまったのである。

自分が手放したことで死に追いやってしまったと、ひどく後悔していた奥さん。うりふたつの猫を公園で見つけて、人知れず会いに行っていたのだ。

この話を聞いて、なんとも切ない気持ちになったのを、今でも覚えている。

調査終了後、しばらくしてから依頼人から連絡があった。
アレルギーはどうしようもないので猫を飼うことはできないが、心優しい奥さんのことを疑うのはやめることにしたとのことだった。


しかし、私の心に引っ掛かることが１つ・・・

それは対象者の携帯電話の受信メールが故意に削除されているという事実だった。

それに気づいてるのかどうかはあえて依頼人には訊かなかったが、今のところ連絡はない。

お２人が幸せにやっていることを祈るばかりである。


※この話は実際の調査をもとにしたフィクションです。



ガルエージェンシー千葉第一