●更新日 11/18●


気弱なチカン魔?・・・東京地裁


強制わいせつの容疑で逮捕されていた被告人、中田哲次(44)の公判が東京地裁で行われました。
被告人は見るからに気の弱そうな、小柄な男です。しかしこの男は、被害者と同年代の娘をもつ父親でした。

今回の件は電車内で16歳の女子高生に対し、パンツの中に手を入れて陰部に指を入れてかきまわすといった大胆な痴漢行為を行いました。逮捕されたのは今回が初めてでしたが、今までに3〜4回痴漢をした事があると供述していました。

まずは情状証人である妻に、弁護人からの質問。

弁護人  普段から夫との会話はありますか?
妻     夫は無口で、必要事項を話す程度です。
弁護人  今回の件は?
妻     反省してると思います。
この言葉に、裁判官は声を荒げました。
裁判官  あまり話しもしていないのに、なぜ反省してるとわかる? もっと向き合って話し合いをするように!
妻     はい。

続いて被告人へ弁護人からの質問。

弁護人  なぜ痴漢をしたの?
被告人  女性の体に触りたいという欲求があります。
弁護人  被害者に対し、どう思ってる?
被告人  申し訳ない気持ちです。
弁護人  被害者と同年代の娘がいるのに…娘が同じ事をされたらどう思う?
被告人  くやしいと思います。

続いては裁判官からの質問。

裁判官  おとなしくて気弱な性格だというわりには、今回の痴漢行為は大胆だよね。
     下着の中にまで手を入れたのは初めてなの?
被告人  はい。
裁判官  なぜできた?
被告人  わかりません…
裁判官  被害者の気持ちをよく考え反省し、妻との話し合いをするように。
被告人  被害者とその家族に大変な傷を負わせてしまった。申し訳ない。
と最後まで力なく小さな声で語りました。



初犯という事もあり、懲役2年、執行猶予3年の判決が下されました。
被告人は家族との絆を修復はできるのでしょうか…

ちなみに被告人と妻の出会いは、妻の痴漢被害がきっかけ。

被告人を痴漢と間違えたのがきっかけなんですって・・・

今思えば、その時の犯人は被告人だったりして?



ガル探偵学校スタッフ



◇上記のタグを自分のサイトに張ってリンクしよう!


探偵ファイルのトップへ戻る

前の記事
今月のインデックス
次の記事