●更新日 08/08●


上手な下着の選び方(前編)


随分前のことだが突然依頼者に聞かれた。
「下着の選び方、教えてくださいよ」
報告の為訪れた彼女のマンションでのことだった。

写真

結婚してまだ2回目の春なのに、旦那さんと最近うまくいってないと彼女は言う。
何がどう上手くいってないのか聞かれると答えに窮してしまうのだが、とにかく上手くいってない気がして仕方がないらしい。そして最終的に「きっとヨソの女の人と出来てるんだ」という考えに到達してしまった。
そしてさんざん悩んだあげく彼女は探偵社に相談にやってきた。
しかし最初の調査の結果は空振り。
旦那さんは会社の同僚と飲み屋をはしごしただけだった。

もう一度計画を練り直そう!と報告と一緒に次の調査の計画をたてる予定だった。
その時の第一声がコレである。

「下着ですか?それは勝負下着ってことですよね?」

写真 私「こんなのですか?」 彼女「 やりすぎです(怒)」

「そうだね〜。勝負ってほどでもないけど、やっぱり大事かなって」

彼女は結婚2年目だけど、年齢的にはもうそんなに若くはなかった。
40歳とプラス2年。
でも旦那さまは30歳とマイナス1歳。
だから彼女はいつも気になって仕方がなかったらしい。
年齢も、カラダも。
そのせいか、彼女の方がセックスを遠ざけるようになっていた。

「そうですね!下着って大事ですものね。調査の計画と下着の見直し一緒にやりましょうよ」

年下の旦那さんの一目ぼれで結婚した二人だったけど、それでも不安は常にある。
自分より10以上も若いんだもの。不安にならないわけがない。
相談員は浮気の話だけきいてればいいってもんじゃない。
その他のケアだって出来る限りはしてあげたい。
二人で色々な下着のHPを調べてみた。

彼女は比較的カラダ全体が小さい。手も足も顔も全部子供のように小さい。
見た目はとてもじゃないけど40代には見えない。もっとずっと若く見える。
でもふっとした時の顔は大人な女になる。
とりあえず、普段ではつけないような下着を買うことに決定した。


下着購入5日後、旦那さんの行動調査を行った。
調査開始1時間後に、旦那さんは女性と接触。
個人的な感情は持ち込んでは行けないと分かっていても、あんなに一生懸命だった彼女のことを思い出すと胸が痛い。すごく痛い。
女性と接触した旦那さんはデパートに入って二人で婦人服売り場をプラプラしていた。
そのまま、二人で女性下着売り場に入っていった。

写真


「このやろー自分好みの下着を買って○×△※□とかする気だな!」

どんな下着がこの目で見てやる!!
私はつかつか下着売り場に入って行った。



すもも



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