●更新日 02/21●
美女と野獣と占い師と2
前回
探偵達は嫉妬心を抱きつつ、発進する対象者である夫の車を尾行する。
車は細い路地の住宅街を走り、路上に停車した。
「ん?ただ、送っただけか?」
しかし、降りてきたのは運転していた対象者。近くにいた男性と話をしている。
私は通行人のふりをし、近くを通り会話の内容を聞いてみることにした。
近づくにつれ、罵声が聞こえてきた。
男性「ここだよ!これ見ろよ!」
対象者「は?お前がこんなところに車を停めてんのが悪いだろ!」
その罵声を聞くと対象者が男の車にぶつけたみたいなのだ。
暫くすると対象者は車に乗車し発進した。
細い住宅街の路地は非常に尾行が難しく、苦戦を強いられたが、なんとか大通りに出た。
すると、対象者の車は脇道に入り、ホテルへと入って行った。
我々は、対象者と美女が手を繋ぎ、ホテルに入って行く姿をレンズ越しに見送った。
そこで調査は終了し、一日の行動を依頼者に報告して驚愕な事実が分かった。
依頼者に依ると
車をぶつける、ホテル名、占い師が発言した全てが当たっているというのだ。
我々はその事実に驚き、調査に参加した全員がその占い師の下を尋ねたのは言うまでもない。
チープ彦坂
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