●更新日 02/03●


特命。香港に行って来い。


いきなり依頼人から香港への浮気調査が入った。浮気相手が香港にいるというのだ!
対象者は中年男性でかなり優秀なビジネスマンである。よって海外出張が多いそうだ。
結果を少し先に言うと5回香港と日本を行き来する長期的な調査になった。

海外調査1

海外調査では注意しなければならない事は多分にあるが、ポイントさえつかめば日本で調査するのとなんら変わりは無い。

ただし、日本の調査のように、24時間追尾できるという確率はグンと下がるのは否めない、だから頭をかなり使う、そうした調べ、言うなれば予備調査が重要である。
まず思い浮かぶのが言葉の弊害であろう、以前、中国チンタオの調査に行った事もあるが、中国は確かに大変だ英語圏でないし、本当に英語を話せる人がいない、聞き取るのは勿論大変だが、発音が難しく言葉を伝えるのも大変だった、これは現地で日本語の喋れるチャイナ美人をナンパし通訳に使うという荒業でなんとかなった。
しかし、英語圏の国であれば臆する事はない、ましてや香港であれば日本語の話せる人も多いので問題はない、まー全く英語の知識が無いんじゃしょうがないが・・・・・STOP(タクシーの運転手に叫べば通じる)やLEFT(左に曲がって欲しいときにこれで大丈夫)BILL or Receipt(領収書は貰わないと大変だからね、プリーズとつければ100パーセント通じるし)等、調査中に使う頻度が高そうなものだけピックアップしておけば大丈夫なのだ。


それでも不安な人は海外調査になんて行かないほうが良いというか性格的に探偵に向いてない、「海外調査が入ったよー」となったら

「スゲー行きてー!美味いもん食えそうだし、良い女いそうだし、ムフフな事がありそうだし。」

海外調査2

このように好奇心旺盛でポジティブシンキングでなければ駄目である。

海外調査3

次、対象者が車に乗ったらどうなるか?日本なら予め用意できるが海外だとそうは簡単にいかない。チンタオはタクシーを強引に専属にしてなんとかなったが非常に大変だった。

そうレンタカー屋がないのだ。正確にはあるにあるのだろうが現場から1000km離れたところや、手続きに非常に時間が掛かったりするのだ。

「明後日から調査に言ってくれ」と言われて準備に1週間は掛けられない。
しかし、香港は調べたら直ぐに見つかり事なきを得のだが、調査の初日は使わない事にした、何故か?
対象者が香港空港に来るのが解っている事と、宿泊ホテルが解っている事しか事前情報はなかったのだが、この「宿泊ホテルが解っている。」これが重要である。

これが解っていないと難易度は2倍になる。その場合は到着空港に車を待機させておかないと話にならない、初動でまずやられる。
空港は自家用車の車寄せとタクシー・バスの車寄せは殆どが解れているからだ。
当然ホテル予約の裏取りはし、依頼者との綿密な相談の上決めたとしても、当日対象者がそのホテルに行く保証は100%ではないが、長期的になるとの見解も全て加味し、今回はレンタカーは必要なしと判断した。

後は、電圧の変換機やカメラバッテリー、海外で使える携帯電話の手配、等細心の注意を払って準備するだけ。

現地の予備調査をするべく一日前入りして調査に臨む。



驚愕の調査結果については次回に



ガル本部調査部 尾藤



◇上記のタグを自分のサイトに張ってリンクしよう!


探偵ファイルのトップへ戻る

前の記事
今月のインデックス
次の記事