●更新日 08/02●


妹を殺してバラバラにした兄 初公判


昨年末、自宅で妹・武藤亜澄さんを殺害し遺体を切断した予備校生、武藤勇貴被告の初公判が7/31東京地裁で開かれた。
勇貴被告は起訴事実を認めた。

亜澄さん 勇貴被告


初公判翌日、勇貴被告の自宅である武藤歯科医に行ってみた。



休んでいるかと思いきや、きちんとやっていた。




実は3月に武藤歯科で診察してもらった。
父親が勇貴被告にそっくりで(普通逆だな。勇貴被告が父親にそっくりで)
なんだかちょっと切なくなった。
診察は父親がしてくれたのだが、久しぶりの歯医者に本気でびびっていた私を一生懸命励ましてくれた。
診察が終わって歯並びについて相談したら(これも本気)母親も出てきて一緒に考えてくれた。3人で結構長い間話しをしたが、笑顔で話しをしてくれた。
この事件で周りは色々思うことがあるのだろうけど、私はこの両親の一生懸命さに心をうたれた。
ほんの数ヶ月前、娘を息子により亡くしたなんて思えない程普通だった。
それはそれでまた誰かが文句を言うのだろうけど、普通の振りをするのだって物凄いことだ。
どこかに逃げるかと思ってたけど、逃げも隠れもせず変わらずココにいる。
その姿勢が私は凄いと思った。

私がこの画像を撮ってる間、患者と思われる人が1人出てきて、1人入っていった。


親が悪いだの何だの言うけれど、その家族にしか解らないことがあるはず。
両親の手記にしろ、初公判のコメントにしろ『なぜ勇貴被告をかばうのだ!』なんて意見もあるが、あれはかばっているのか?真実を述べているだけじゃないのか?

親子であろうと、何であろうと、問題は必ず生じてくる。
今回は最悪の結果となってしまったが、これに近い問題を抱えている家族は世の中沢山いるのではなかろうか?
血が繋がっている家族だからこそ難しいことがあるのかもしれない。



ガル探偵学校



▼関連記事
血の晩餐 〜その後

◇上記のタグを自分のサイトに張ってリンクしよう!


探偵ファイルのトップへ戻る

前の記事
今月のインデックス
次の記事