●更新日 12/23●

クリスマスツリー


キラキラと輝くライトや飾りでデコレーションされたモミの木は、クリスマスには欠かせない大切なモノ。
毎年各国で盛大にツリーの点灯式も行われています。
いったいこのツリーはどこから来たのでしょうか?

はるか昔、キリストが生まれる前の時代の北ヨーロッパ。厳しい寒さの中、常に緑でいる木々は神や神の使いとして考えられていました。「緑」は暗い寂しい冬が必ず終わり、春が帰ってくる−というシンボル。
フランスやイギリスでは秋に収穫されたフルーツやキャンドルを常緑樹に飾り、ローマンはキャンドルや人形等を飾って、それぞれの神に感謝していたようです。

クリスマスツリーの原点に関しては幾つかの伝説があります。

写真
クリスマスの飾りには見るとたくさんの楽しい思い出がありませんか?

多くの人々が命を落とす厳しい冬の地域では冬の神に「慈悲」をかけて貰おうと、子供達を生贄にする儀式が行われていました。生贄になる子供達は殺され、背の高い樫の枝に乗せられたと言います。ある年、その土地を訪れたイギリスの僧が生贄をする代わりにと、樫の木を片手で叩き切り、モミの木を植え、「命の木」として信仰するように説教したのが始まりという説。

プロテスタント教を創立したマーティン・ルーサー牧師が最初という説もあります。クリスマスに近い夜、ルーサー牧師が公園を歩いていて、ふと空を見上げると木々の間からキラキラと輝く星達。牧師は近くにあった小さめのモミの木を家に持ち帰り、キャンドルを枝に飾りつけたそうです。

家の中にツリーを飾ると言うのはドイツがオリジナルと言う説がありますが、1841年にイギリスのアルバート王子が公式行事としてクリスマスツリーを飾った事からヨーロッパに広がり、そして世界に広がっていきました。最初のうちは、フルーツ、ナッツ、ポップコーン、クッキー、キャンドルが飾りとして主流でしたが、20世紀に入り、ライトやオーナメントが出回るようになり、ますますクリスマスツリーがポピュラーに。

ポピュラーになると共に宗教的な意味合いが薄れてきたのも事実です。イベントとして宗教に関係なく、色々な人々が楽しめるようになってきているようです。

クリスマスまで後数日、
ツリーの飾りはもう終わりましたか?



MAYU


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