●更新日 07/25●
本番“ヤレちゃう”風俗街、消滅!?
NK流(注)という言語まで生んだ関東有数の
風俗ゾーン=西川口(埼玉県川口市)の存続が危ぶまれている!
今月1日から施行された「川口市防犯のまちづくり推進条例」により“客待ち”行為が禁止されたのである。
この客待ち行為というのは「客引きを目的として客を待つ行為」と定義されているが、要するに店外に立って通行人に店を薦めること。
“客引き”のようにしつこくつきまとったり、直接案内したりといった強引さはないが、そのソフト版と考えていいだろう(笑)。
客引きが完全に違法なため、その逃げ道的な存在だった。
だが、この客待ちも禁止に。1日からは川口署のみならず県警本部からの応援部隊を加えた10人〜20人の精鋭が連日、パトロールを遂行中。
街のクリーン化はもとより、これを機に無届の違法風俗店を一掃しようとする大作戦を展開しているというのだ。
駅西口のピンクゾーンの路上にはいたるところにこのようなステッカーが貼られている
条約施行数日後の午後、現地へ飛んでみた。
JR西川口駅で下車して西口へ。ロータリーの向こうに広がる西川口1丁目が風俗街である。
さっそく、そのピンクゾーンに足を踏み入れてビックリ!
つい1年前までは風俗店の激戦区らしく、路上には客の呼び込みがズラ〜っと並んで、いたのだが今はその姿はチラホラ。
シャッターを降ろしたり看板が撤去されていたりと閉店している店も多く見られるのが現状だ。
店前に客引き・客待ちの姿はほとんど見られない
「2月に大きな手入れがあって、その時に閉めた店が多いよ。それで今回の条例でしょ?経営は苦しくなる一方だろうね」
数少なくなった残存する客待ちに聞くと、こう嘆いた。
「このパトロール強化を3年間は続けていくつもり」(川口署)と警察の鼻息は荒く、どう見ても店側の分が悪い……
もはや風前の灯なのか?
梅雨なのに、心の中を秋風が吹いたような気がした1日だった。
(注:西川口流の略。ヘルスでも本○プレイのサービスが受けられる。40分・1万円〜と料金が格安なことでも有名)
デイブ高瀬
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