●更新日 07/24●
女子高生の裁判傍聴
ここ2,3年前だと思うんだけど、制服姿の学生が裁判所にいることが多い。
どうやら、課外授業や宿題として裁判傍聴を取り上げている学校が増えているらしい。
これも裁判員制度の影響でしょうね。
で、今は夏休みの時期。
裁判所はうんざりするくらい学生だらけ。
これがオレみたいに裁判傍聴を趣味&生業としてるも者からすれば、困りものなのよ。
だって、法廷に入ると学生で満席で傍聴できず、なんてことが何回もあるんだから。
先生が引率で来てるのに、20席しかない小法廷で傍聴させるかね。
と、いうわけで今回は裁判傍聴に来てる学生の話。
1年前のことなんだけど、セーラー服を着た女子学生が2人東京地裁のロビーにいたわけです。
ノートとプリントを持ってたんで、傍聴のレポートが宿題で出されていたんでしょう。
この2人がうるさいのよ。
女子高生ってのは、喋りだしたら止まらない、
お喋りの永久機関みたいなもんだから、みんなうるさいんだけど、この2人は輪をかけて騒がしいんです。ま、ロビーや廊下で話しているだけだから、別にいいんだけどさ。
その日、裁判を傍聴していると、さっきの女子高生2人組が入ってきたんです。
「まさか法廷内でも大声で喋るんじゃあ・・・」
と思ってたら、さすがに黙って静かに入ってきました。
そして、偶然にもオレの前の椅子に着席。
すぐさまノートを出して、ペンを片手に傍聴開始です。
目の前の席に座ったんで、覗くともなしにノートに書いてある文字が見えたんだけど、書いてある内容が、
「あの弁護士さ、やばくね?」
「かなりね、寝癖とか」
と
筆談です。
そこまでして喋りたいのか。
そこまでして伝えたいメッセージなのか。
こういう人たちで傍聴席が埋まって入れなくなる・・・
変な話だよなぁ。
では、今回はこれにて閉廷!
阿曽山大噴火
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