●更新日 04/15●

裁判傍聴でやってはいけないこと


連載3回目の(1回目2回目)今回は、裁判傍聴でやってはいけないこと。

電車の中でケータイで通話しちゃダメとか、

串カツ屋でソースを2度つけしちゃダメとか、何事にもルールがあるわけですよ。


てなわけで、今回は裁判傍聴のルールを。

もちろん、法廷中で他人のカバンを盗むとか法廷に火をつけるといった法に触れる行為は言うまでもないので
その他の裁判傍聴独自のルールをレクチャーしましょう。



○ 私語禁止
仮にその裁判に関係している人物であろうとも、裁判の進行から見れば傍聴人ってのは部外者ですからね。静かに傍聴しましょう。

○ 撮影・録音禁止
これをやると処罰されます。これは法廷内だけの話じゃなく裁判所の敷地内に入ったら、
撮影も録音もダメ。ちなみに、報道の人のみ前もって申請すれば、開廷前に2分間のカメラ撮影(最高裁は3分間)が許されてます。
これは代表の人が撮影するので、ニュースに使われる法廷内の映像って全局同じなんですね。『23へぇ』くらいのトリビア。

○ 居眠り禁止
眠いなら他のところで寝ればいいわけでして。ただ、これはわざと寝てるわけではないので、実際のところは寝てる人多いです。
裁判官によっては注意しない人もいるけど、ルール上は退廷命令が下されます。

一度笑っちゃうようなことがあったんだけど、裁判官が眠ってる傍聴人に、「寝てるなら出てってください」と注意したんです。
すると、その人が「いま、目を閉じてポエムを書いてたんですよ」と。
裁判官に反論するのもすごいが、法廷内でポエムを書いてるのもすごい。


○ 携帯電話禁止
通話はもちろん、メールなど、使用するとこ自体アウト!というか電源を切っておくのが原則です。
これは法廷に限らず、映画館とか劇場とかも同じ。「電源OFFにしろ」って何回言っても、携帯鳴らすやつが必ずいるんだよな。
法廷内ではマナーモードにしてる人が多いみたいだけど、静かな法廷では振動音はかなりうるさいので意味ないです。

○ 読書禁止
裁判が始まるまで読んでるっていうのはいいとしても、始まってからも読んでる人ってのがいるんですよ。
わざわざ法廷内で読む必要があるのかと思うんだけどね。
大げさにルールと書いたけれど、こんなもん。とにかく、裁判の進行を邪魔しなければ問題なしです。


次回は裁判の見方完結編。来週のも読めば裁判傍聴のやり方は完璧です。
では、今回はこれにて閉廷



阿曽山大噴火


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