●更新日 03/27●

なぜ裁判に行かないの? 阿蘇山大噴火


運悪くこのページにたどりついた皆さんはじめまして、阿曽山大噴火です。

「お前は誰だ?」という声も多いだろうけど、気にせずに。簡単に自己紹介しておくと、仕事でもないのに通勤定期で東京地裁に通っている暇人なんです。
裁判所へ何しに行ってるのかと言うと、傍聴。
かれこれ丸7年通ってるんだよね。

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裁判の傍聴って関係者以外はできないんでしょ」とか「予約が必要なんでしょ」なんてことを言ってくる人がいるんだけど、それは完全な間違い。
確かに、俺も裁判傍聴童貞だったころは、身分証の提示が必要なんだろうなとか、傍聴券の抽選に当たらないと見れないんだよなぁって思ってましたよ。
でも、それも違ってました。誰でも傍聴可能なんです。


型苦しく、日本国憲法の一文を引用します。

日本国憲法第82条【裁判の公開】裁判の対審及び判決は、公開法廷でこれを行ふ。

要するに、第3者が見れるところで裁判をやるって決められてるんです。
それに、傍聴するには条件なんてひとつもないんです。(一部手続きによって非公開の場合あり)

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というように誰でも気軽に見れてタダだけど、
「じゃあ、裁判傍聴に行ってみるか」なんて思う人はそんなにいないはず。

普通に生活していれば、裁判とは無縁だろうし。
係わり合いを持ちたくないと思うはずだし。
強いて目にするといえば世間を騒がせた事件の初公判と判決をニュースで見るくらいのもんでしょう。
しかも報道される裁判なんて、一部も一部。誰にも傍聴されず終結する裁判がどれだけあるか。
東京地裁を例にすれば、1日だけで民事・刑事合わせて300件以上の裁判が行われてるんですよ。
ちょっとはニュースで騒がれた事件の裁判ですら、傍聴人ゼロなんてことも珍しくないんです。

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誰でも傍聴可能なのに…。
もったいない。これを放っておく手はないですよ。
断言してしまおう。

―――裁判傍聴はれっきとした趣味である、と。


始めるにあたって道具を買い揃える必要もないし、傍聴するのもタダだし。
こんなに面白いものはないと思うよ。

ってな訳で、次回は裁判傍聴のやり方を説明します。
今回はこれにて閉廷。



阿曽山大噴火


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