●更新日 08/13●
何故、人は変顔をするのか
BOSSが、こう言ってたじゃないですか。
この行動における深層心理を解明してくれる心理学者が存在するのなら、私は世界中のどこへでも行って話しが聞きたい
なるほど、では探してみましょう。
内容的に名前や所属している団体を出すのはNGですが、答えてくれる心理学者は結構簡単に見つかりましたよ〜
以下、回答変・・じゃなかった、回答編!
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私達にとって、顔は自分のイメージを決定付けるための一つの重要な点です。だから、特に女性は外出する前に鏡の前で入念に化粧をしますし、男性でも髭の剃り残しや寝癖がないか確認するでしょう。鏡とは、他人から見られた自分のイメージを擬似的に体験するための装置です。それを通して自分の姿を確認し、イメージの調整を図るのです。
変顔とは、こういう調整されたイメージからの逸脱を意味します。それは逸脱であるからこそ、変顔をする場面というのは限られています。
一つは、誰にも見られないと思われる場合。もう一つは、親しい友達と一緒にいる時など。簡単に言うと、これらは自分が日常維持しなければならないと考えているイメージから解放される場面です。
人間は、社会的に評価される価値や理想を体現するというベクトルと、個人的な楽しみや親しい人間関係などに浸ってリラックスするというベクトルの、両方のバランスによって安定的な状態になります。だから、前者だけでは疲れ果ててしまうのであり、後者のような場面も必要です。
リラックスできる時に変顔を楽しむというのには、二つのパターンがあります。第一に、一人でこっそり楽しむ場合。これは、自分では意識しないで自然にやってしまうこともあるでしょうけれど、それは社会的イメージを保たなくてもいい時間や空間に自分が今いるということを分かっているからです。
第二に、親しい友達と写真撮影する場合など。社会的な価値や理想にこだわらないで済む人間関係では、むしろ日常のイメージから解放された姿を見せ合うことで、コミュニケーションも円滑になります。変顔を競い合うというのは、そのような行為の助けになっているのです。
その他、「バレるとまずい」と思いながら、他人に見られる危険性がある場所でこっそり変顔をする場合もあります。これは、スリルを楽しんでいるということです。私達は社会的イメージの維持を求められる場面でも、そこから抜け出したい、リラックスしたいという感情を持っています。そのような感情から、トイレの鏡の前でこっそり息抜きに変顔をしたり、あえてスリルを味わうことで逸脱を瞬間的に演出したりするのです。
そういうわけで、不特定の多くの人々に見られる探偵ファイルという場で自分の変顔を公開するということは、なかなか勇気がいる行為なのではないでしょうか(笑)
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というわけで、今回のオチは
変顔は、息抜きとスリルということで!
あべばべばー
山木
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