●更新日 12/06●

つんくさん、「ズルい女」はお嫌いですか?


12月4日、都内の某私立学園で、生徒と父兄を対象とした「第1回 JASRAC著作権ゼミナール」が行われた。

写真

多くの人に「著作権」のことを知ってもらい、みんなで「著作権」のことを考えよう
というこのゼミに特別ゲストとして招かれたのは、


写真

名プロデューサー・つんく。


言わずともしれた、安倍なつみの育ての親である。

出演が決定したのは、安倍の盗作が明らかになった翌日。
つんくは一連の騒動について、これまでなんのコメントも出していなかった。
が、ここでなんらかのコメントを述べるのでは……との関心を集めた。

しかしそんな我々の期待をよそに、つんくの出演はテレビ電話をつかった中継で、たったの6分半。

参加者との質疑応答で進行されたのだが、それも事前に打ち合わせがされていたようで
「何故ミュージシャンになったんですか?」
などという当り障りのない質問ばかりが飛び交った。

結局音楽著作権についてつんくが語ったことといえば

「違法コピーについては、人のボールでキャッチボールするようなもので、良くないこと。安全なものを買う感覚で、ちゃんとしたものを買った方がいいです」

という一言だけ。
結局安倍の盗作については、一言も触れないままであった。

写真
▲つんくの登場には興奮気味の生徒達だったが……

つんくの中継後に休憩に入ったため、参加している生徒に声をかけてみると、
「(安倍は)色々あったみたいだけど、今日の講習とは関係ないんじゃないですか?」
「気に入った音楽を真似して、何がいけないのかわからない」

と、知識が高まったとは思えないコメントが聞かれた。

現在安倍の所属事務所は、安倍が盗作をしたと思われる関係者に謝罪をして回っているという。
何より、彼女の活動自粛を悲しむファンは大勢いるはずだ。

著作権違反がどれだけの人に迷惑をかける行為なのか、それを伝えるのは誰なのだろう。


つんくさん?
プロデューサーとして、やり残していることがあるんじゃないですか?



マック平山


探偵ファイルのトップへ戻る

前の記事
今月のインデックス
次の記事