●更新日 05/05●


ヤフオクの漫画家偽造サイン、出品者の正体判明?


一昨日の記事で扱った、ヤフーオークションに大量出品された有名漫画家の偽造サイン問題について、続報をお届けする。

「maruhacs」と名乗る出品者と類似の出品を繰り返している人物が、他にも存在する模様だ。そのため、これらは同一人物の可能性も高いのではないかと推測されている。更に、偽造サインをオークションで購入した人物が再び出品するといった動きもある。同一人物の自演でないとしたら、被害は拡大していく一方だ。



2ちゃんねるの関連スレッドでは2009年5月3日、宮崎駿氏の「となりのトトロ」のイラスト入り直筆サインを出品者から落札したという人物が出現。出品者から届いたというメールの内容を晒して、話題になった。そこには、漢字表記の出品者名らしきものや住所、携帯電話の番号も書かれていた。

住所は愛知県名古屋市守山区苗代1丁目で、メールに書かれていたビルに似た名称の建物は確かに存在する。最初の書き込みでは住所や電話番号の一部が伏せ字になっていたが、まもなく伏せ字なしで書き込まれた。すると、携帯の番号に電話をかける人々も早速現れた。だが、出品者は電話に出ない状態が続いているようだ。

「こちらの商品は入手時に先生と作品を手にして撮影した写真がございます。メールにて画像をお送りさせて頂きますので御希望でしたら画像を確認出来るメールアドレスを教えて下さい」と、晒されたメールには書かれていた。ちなみに、「先生」というのが宮崎氏を指すのかは不明である。

「ドラゴンボール 鳥山明先生 直筆落款印イラストサイン」といった出品題名も、「鳥山明先生」と「直筆落款印イラストサイン」の間に余白がある。これは、落札者からの苦情に対処するためのものと思われる。「直筆落款印イラストサイン」は直筆で落款印もあるが鳥山氏によるのものではない、という言い逃れをするつもりなのかもしれない。





前回の記事で触れた一連の出品は全て終了し、その後は松本零士氏のサイン1点のみが新たに出品された。今回は、「まんだらけ」の保証書の画像が小さく掲載されている。これまでの出品も本物であると信じさせるために、店で本物を一つ購入してきて出品したのではないかと疑われている。





連休明けには、出版社への問い合わせ等もなされる見込みであり、事態が急展開する可能性もありそうだ。

※被害に遭った方、ぜひ探偵ファイルへご連絡ください。




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