●更新日 05/03●


ヤフオクで有名漫画家のサイン大量出品、偽物と確定!


ヤフーオークションに有名漫画家の直筆サインとされるものが、大量出品されている。

出品者は、「maruhacs」と名乗る人物。鳥山明氏の「ドラゴンボール」、尾田栄一郎氏の「ワンピース」、荒木飛呂彦氏の「スティール・ボール・ラン」、貞本義行氏の「新世紀エヴァンゲリオン」、吉田健一氏の「交響詩篇エウレカセブン」、荒川弘氏の「鋼の錬金術師」、宮崎駿氏の「となりのトトロ」等、有名漫画家が人気作品のキャラクターを描いたものばかりだ。



この人物は、これまでも漫画家のサインを出品してきた。高額での取引もあり、膨大な収入を得ていた模様だ。やなせたかし氏の「それいけ!アンパンマン」、高橋留美子氏の「うる星やつら」、青山剛昌氏の「名探偵コナン」、原哲夫氏の「北斗の拳」、北条司氏の「シテイーハンター」をはじめ、数多くの出品がある。そして、取引の全てが「非常に良い出品者」との評価を受けていた。

だが、その詳細を見ると、怪しい点が見つかる。例えば、2009年2月にも宮崎駿氏の「となりのトトロ」の出品がある。落札者が4月12日に出した評価は「悪い出品者」だった。「購入した、宮崎駿様の作品が、偽物であるとのメールが相次ぐ。このよう事は、初めて」と記されている。

それに対して出品者は、「そんなメールに騙されてはいけませんよ。その嫌がらせメールをしてくる者は【落札者様を騙し、最終的に作品の安値での転売やIDのパスワードなども聞いてきますので絶対に教えてはいけません】作品の証明は出来ますので御心配なく。まずは御連絡下さい」と返答。その後、評価は「非常に良い出品者」へと変更された。

また、鳥山明氏の「ドラゴンボール」のサインが、どうやら模写らしいとの疑惑が浮上。その比較画像がネット上にアップされ、話題になった。色紙に描かれた孫悟空は、作品のスタッフがVジャンプ用に描いたものと同一の構図だった。それを鳥山氏本人の手によるものと勘違いし、模写してしまったようだ。



更に、吉田健一氏が自身のHPで、出品内容は偽物であると明言した。掲示板に今回の件についての書き込みがあり、出品物を本人が確認した。「いくつかメールもいただきオークション、確認しました。全て偽物です。会社にも連絡しましたので皆さん手を出さないで下さい」と記している。



多くの漫画家や出版社が関わる問題であり、これから大騒動に発展する可能性も高い。




探偵T



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