●更新日 11/10●


巨人優勝&ジャンルール?日本シリーズで珍騒動続出


今年の日本シリーズは西武ライオンズの優勝となったが、それに関連する珍騒動が続出し、話題になっている。
その一つは、この試合の放映に関するネット上の各種テレビ番組表に、以下の奇妙な記述があったことだ。
「激闘の日本シリーズは5年ぶりの第7戦突入 王手をかけた原巨人が伝説を完結させるか?渡辺西武が逆王手かけ第8戦へ持ち込むか?球史に残るGL決戦」



第7戦で決着がつくはずなのに、「第8戦」があるというのだ。これを書いた人物が完全に勘違いしていたのか、それとも過去に配信した記事の文章を流用して数字を書き換える際に間違えたのかと、推測が飛び交った。「逆王手」という、将棋をやっている人以外にはあまりなじみがないと思われる表現にも、いろいろとツッコミが入っている。

第7戦でジャイアンツが勝てば優勝となる一方、ライオンズの場合は勝っても第8戦に突入のため優勝にならない。このジャイアンツに一方的に有利なルールを「ジャンルール」と名づける書き込みも、2ちゃんねるに出現。ジャイアンツに有利な判定をする審判員は、「ジャンパイア」と呼ばれて揶揄されてきた。「ジャンルール」は、それに倣った表現だ。

更に、ライオンズの優勝を伝える時事通信の記事に、痛恨のミスが判明。「プロ野球の日本シリーズは9日、東京ドームで第7戦が行われ、西武が巨人を3−2で破って通算4勝3敗とし、4年ぶり13度目の優勝を果たした」とあるのだが、記事名は「巨人が4年ぶり優勝=日本シリーズ」。



時事通信の記事は削除されたが、ヤフーニュースにも配信されていたため、多くの人々が読むこととなった。このような速報記事は、どちらが優勝しても即座に対応できるように準備されている。それらの中から、誤ったものを選択してしまったのではないかとの推測がなされている。

また、ライオンズの優勝に伴い、デーブ大久保コーチに謝罪するスレッドも2ちゃんねるに乱立。解説者として番組に出演した際の各種発言に批判的な人々を中心に、コーチ就任前から各所でバッシングが起きていた。彼の予想と反対の結果になることが多いとのことで、「大久保マジック」と呼ばれ、まとめページまで存在する。



このようにいろいろと話題豊富であったが、テレビでの放映が55分の延長で、優勝インタビューがきちんと放送されなかったことへの批判も多い。人気が低迷する野球の現在を象徴する出来事かもしれない。



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