●更新日 11/03●


小室哲哉逮捕へ!「容疑者」と報じられない理由とは?


2008年11月4日、音楽プロデューサーの小室哲哉を詐欺の疑いで逮捕するとの情報が流れ、一斉に報じられた。



逮捕の理由とされているのは、自身の曲の著作権に関して、投資家から5億円を騙し取ったということだ。著作権の譲渡については自身が権限を持っていると小室は主張していたが、事実ではなかったようだ。当時、著作権はレコード会社等に既に譲渡され、直ちに取得することはできない状態にあったという。

小室は投資家と仮契約を結んだ段階で、5億円の支払いを要求。投資家は小室の要求に従って振り込んだが譲渡されなかった。投資家は返還を求めたが小室は応じず、5億円は借金返済に既に使われていたことが発覚。それに対して投資家が小室を訴え、一旦は和解が成立したのだが、期限までに支払われたのはごく一部だった。そのため、投資家は詐欺罪で小室を告訴した。

小室が近々逮捕されるらしいとの情報は、既に早い時期から一部に流れていた。多くのマスコミ関係者の間でも、先週のうちから共有されていた情報だ。その中で、一部未確定部分のある状態で、日刊サイゾー等が「小室が逮捕の見込み」との記事を配信し、注目を集めていた。

「逮捕秒読み」とされていた3日、探偵ファイルではこの問題について新聞記者に話を聞いた。その段階で既に、「新聞のトップを当てることが確定しています」との返答があった。更に、「現時点では呼称を「容疑者」とすることはありません」という。今朝の新聞やテレビの報道を見ると、同氏の言う通りの結果となった。「小室哲哉プロデューサー」、「小室哲哉氏」となっている。



著名人が逮捕されると、「メンバー」、「タレント」、「ギタリスト」等の呼称で報じられることが多い。記者曰く、「「容疑者」という表現自体がマスコミによって普及したもので、法的には「被疑者」なんです。ただ、その呼称を避けたいケースにも使えるように、「容疑者」という表現が作られました。だから、「容疑者」になるか「メンバー」や「プロデューサー」になるかは、書き手の恣意的な判断によるということですね。」

小室のブログの最終更新は、今年の6月15日。



「地震があったり、確実に何か変化してきている、昨今ですが、僕もふくめ、前からやらなければならない事はやはりこちらも、確実にやらないとだめなぁんですね」との言葉は、今回の事態を暗示しているかのようにも読めるかもしれない。



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