●更新日 09/07●


キングコング西野、ブログで「死ね」発言の波紋


キングコング・西野亮廣の発言が、またもや話題になっている。

問題視されているのは、ブログ「西野公論」の2008年9月5日の更新内容だ。トータルテンボスの藤田憲右から、早朝に電話がかかってきたという。酔っ払っている藤田は、西野に次のように述べたそうだ。

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「はねるのトびら、キンコンヒルズ・・あなたがやっている各番組のプロデューサーさんにゲストで私を呼ぶようにお伝えください。ゲストに呼ばれるその日まで、かなりの頻度でこの時間にお電話させていただきます。西野君の体調面を考えてもそれは辛い感じになると思います。では失礼します。」

これに対して西野は、「アイツ死んでくれないかな」、「死ね、藤田。」などと書き、ネット上では批判の声が続出している。批判される理由は、「著名人の発言の影響力の大きさ」や「道徳的に問題があるのではないか」といったものだけではない。むしろ注目されているのは、西野の過去の発言との関連だ。

以前の記事で詳述したように、試合に敗れた亀田大毅に対して会場から起きた「切腹コール」を、西野は2007年10月14日の更新で非難した。西野曰く、切腹を煽るのは問題であり、そんな言葉は簡単に口にすべきものではないとのこと。「子供が観てるのだ。その姿を。『切腹コール』で盛り上がる大人の姿を。何も知らない子供が。」という。

この更新内容はネット上で大きな話題になり、西野への疑問が各所で提起された。その一つが、「お笑い芸人も「死ね」という言葉を連発しているではないか」というものだった。それに対して西野は、2008年6月22日の更新で反論した。

芸人が「死ね」と言って頭を叩くことと「切腹コール」を同列視するのは、「無理矢理に混同させたあげ足の取り方をするどうしようもないバカ」であると西野は述べる。お笑いの場合は、相手から「死ね」と言われて叩かれた時、叩かれた側が幸せな気持ちになるから問題ないのだという。

この説明に対しても、納得できないとの声が続出した。「亀田への「切腹コール」も、観客の多くはネタのつもりでやっていたのではないか」、「お笑いでも、「死ね」という言葉を不快に思う観客や視聴者がいるのであり、多くの子供も見ている」といった反論もあった。

今回の更新でこの問題が蒸し返されたわけだが、最初の発言から早くも1年近くが経過している。ここまで話題が続くとは、西野も想定外だっただろう。



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