●更新日 08/30●


キン肉マンの牛丼キャンペーンはブラックジョーク?


今年は「キン肉マン」29周年ということで、記念企画が次々に行なわれている。

2008年8月29日には、牛丼の「すき家」と「なか卯」で展開のキャンペーンに関する会見が開かれ、グラビアアイドルの安田美沙子も駆けつけた。キン肉マンを真似て、安田の額には「肉」と書かれていたと、マスコミ各紙が報じている。

写真

すき家、なか卯を経営するゼンショーグループのHPには、キャンペーンの専用ページが設けられている。「チカラみなぎる!この一杯!キン肉マン祭り」と題して、両店でのキャンペーンの詳細や特別企画を掲載している。

ページ内には、キン肉マンの作者・ゆでたまごの嶋田隆司氏とゼンショー社長の小川健太郎氏の対談「第1回牛丼サミット」がある。そこでは、キン肉マンの好物がなぜ牛丼になったのかという経緯を嶋田氏が語っている。同氏が大阪出身だったこともあり、なか卯の住之江にあった店舗を参考に描いたものであるとのこと。

だが、ネット上では「キン肉マンの食べている牛丼は吉野家じゃなかったのか」との疑問が続出。確かにキン肉マンでは、「牛丼一筋300年、早いの、うまいの、安いの」と、吉野家を連想させる歌も出てきた。そのため、「今回のキャンペーンは吉野家への裏切りではないか」などという意見が飛び交った。

「Nikupedia」では、この点についてキン肉マンの単行本を使って検証している。それによると、「吉野屋」という吉野家に酷似した名前の店が作品中に出てくる一方で、「牛丼 うどん」と、なか卯を明らかに意識しているものもあるとのこと。

なお、「鈴木舟太のクイズHP」を見ると、2003年10月15日の「トリビアの泉」にて、「「キン肉マン」の作者ゆでたまごは牛丼の吉野家からもらった名前入りの丼を持っている」というネタが登場したと記されている。この丼を持っていくと牛丼がタダになるとの噂があり、実際に作者がそれを持って店を訪れたが、無料にはならなかったという。

また、上記キャンペーンのHPでバッファローマンが牛丼を持っているのは、「共食い」を連想させるブラックジョークではないかと話題になっている。

写真

牛丼にバッファローの肉を使っているわけではないとはいえ、牛の一種であることには違いない。

ちなみに、「ウルトラジャンプエッグ」では小川雅史氏による「キン肉マンレディー」も公開中だ。レディーの実写版主演は安田美沙子に早くも決定!?



探偵ファイル



◇上記のタグを自分のサイトに張ってリンクしよう!


探偵ファイルのトップへ戻る

前の記事
今月のインデックス
次の記事