●更新日 07/24●


元講師直撃!栄光ゼミナールの問題点とは


現在、首都圏を中心に展開する大手進学塾グループである栄光ゼミナールに抗議活動を行う動画がネット上で公開され、ちょっとした話題になっている。


▲動画タイトル:抗議を拒む栄光ゼミナールを廃業に追い込もう!

抗議グループの主張は、栄光ゼミナールの小5社会科教材に南京大虐殺と慰安婦強制連行に関する記載について……。

その記載について「欠陥商品であり思想教育である。謝罪しろ!」というものであり、公開された動画は「廃業しか道は無い!不買運動を含めて徹底的に戦う!」との強烈なアジテーションで締めくくられている。


ネット上では賛同の声が上がると共に、運動の中核が西村修平という街宣活動家であることや、警察の許可を得ない集会であったことから批判も浴びている。

果たして思想教育の意図はあったのか?
元・講師のA氏に話を聞いてきた。


――率直に言って栄光ゼミナールに、抗議で話題になっているような思想教育の意図はあったと思いますか?
基本的には無いでしょうね。
ひょっとしたら該当する教科書の編纂に携わった社員や、その上司なんかにそういった考えの方が混じっていた可能性はありますが、少なくとも現場レベルでは無いです。
塾なんて所詮は利益追求団体。生徒の成績あげてナンボ、受験に受からせてナンボの世界じゃないですか。
「ここで勉強すら頑張れないヤツは一生ダメな人間になる」とか、そういう説教で受験勉強に向かわせる方がよっぽど深刻な思想教育だと思うんですが、さっぱり話題になりませんね。
途中脱落した子が一生トラウマを抱えるんじゃないかと心配になることがありました。


――講師の方々の意識としては、あくまで受験主義・成績至上主義であって、社会思想など二の次だったわけですね。
社員講師はそんな感じだと思うんですけど。
実際問題、私を含め講師の大半はアルバイトですからそれもまだ本音とは言い難くて。
さすがに担当クラスのテスト平均点がはっきりと下落すれば咎められますけど、成績が上昇しても給料には反映されません。

それに受験成績をあげて商売しているっていうのはマクロ視点での話であって、ミクロ的には退塾者を出さないことと、別途料金の発生する特別授業にできるだけ多く生徒を勧誘することが重要なんだと、社員からよく言われていました。


――現実的ですね。他に、何か面白い話などありませんか?
面白い話といえば、私、塾を退職した後は編集者として出版社に入りまして、そこでこんな企画をやりました。



マニアックなアダルト誌に載せた企画で、説教に逆ギレしたドSな女子生徒が教室内で講師の童貞を奪うという内容でして、男優も私がやっています。
読者にしたら私があの塾の講師だったなんて知るわけもないですから、身内ウケというか自分ウケのタイトルですよね。
DVD付き雑誌だったので動画撮影もしたんですが、冒頭の講義シーンでは、実際に塾でやっていたのとほぼ同じ授業がチラッと収録されています。

いやあ、つい先日までは女子高生の個人指導も実際にやっていたわけですし、女優も高校を卒業していくらも経たないような子でしたからねえ。



思想教育に関しては少なくとも現場レベルでは無いようだが、他にも様々な問題をかかえていそうである。

生徒が女子高生から女痴高生へ、仕事が栄光から性交へ。
おそらくAさんは特殊中の特殊な例だと思われますが、塾講師にもいろいろな人がいるようで……。



円城寺



◇上記のタグを自分のサイトに張ってリンクしよう!


探偵ファイルのトップへ戻る

前の記事
今月のインデックス
次の記事