●更新日 06/23●


働く人の憂鬱シリーズ〜キャバ嬢の憂鬱〜


雑誌『小悪魔ageha』などのヒットにより、かつては『お水』と呼ばれマイナスイメージが否めなかった夜の蝶たちは、今や女性の憧れである。
が、そんな中、静岡県で働くキャバ嬢が結婚詐欺で捕まるという事件が起きてしまった。

そもそも、注目されているキャバ嬢は都内で活躍中の女の子が多いので、この機会に地方のキャバクラ事情にスポットを当ててみよう!
ということで、事件の舞台である東海地区で働くキャバ嬢にインタビューです。




──キャバ嬢になったキッカケを教えてください
友達に誘われて面接受けたんですよ。ただ、その友達は面接のちょっと前に彼氏が出来てバックレちゃったんですけどね。


──いろんなお客さんがいると思いますが、今までで一番困ったお客さんは?
友達のお父さんが客で来たことあります。
お互い途中まで気付かず普通にしゃべってたけど、気まずかったですね。お互い知られたくないからまわりには内緒ってコトで(笑)
それと私の場合、ストーカーですね。何回かありました。


──具体的にどんな被害に合いました?
駐車場がバレちゃって、ワイパーにプレゼントが一週間ぐらい毎日ぶら下がってたり、エンジンかけた瞬間に電話が来て「ライトついて無いよ」って言われたり……。暗くて気付かなかったんですけど、目の前にいたんですよね、そのお客さん。怖くてそのまま轢いちゃおうかと思いましたよ。
それと、ナゼか私の家がバレて郵便受けに毎日原稿用紙3枚分ぐらいのラブレターが入ってたこともありました。
その時はさすがに警察に被害届だして解決しましたね。


──大変ですね。それでも辞めないほど魅力がある職業ですか?
みんな辞めたいって言ってますよ。でも、会社員よりは稼げますからね。
私の場合はストーカーっぽいお客さんが多いんですけど、友達のお客さんは変態が多いんです。
なんかオーラみたいなのがあるんですかね。
彼女は精神的に強いので笑ってますが、私が同じことされたら辞めますね。


──何をされたんですか?
彼女のお客さんは、店でちょっとグロい下ネタしかしゃべんなかったり、携帯に自分の全裸とか股間ドアップの写メ送って来たり……。私もその写メ見せられたけど、メール無視してたらそのお客さんが店に来て、「どうだった?」って感想を求められてましたよ(笑)


──キャバ嬢といえば最近は女性の憧れる職業ですが、東京と東海地区で何か違いはあります?
友達が東京で働いてますけど、こっちは東京と違って、遊ぶところや出会いが少ないんです。だからホンキで彼女とか結婚相手を探しに来てるお客さんが多いですね。
「結婚しよう」はしょっちゅう言われます。
断ったら指名切られちゃうから曖昧に答えてたら「君の為に家を増築した。君がどこにも行かないように君用のガラスケースも用意した」って言われたこともあります。ちょっとひきました。


──もう十分苦労話は聞けましたが、他にこの仕事ならではの大変なところってあります?
よく給料高いって思われますけど、営業外の仕事も多いし、24時間お客さんのメールや電話の対応しなきゃいけないから割に合わないかも。
携帯もお店用とプライベート用と使い分けが面倒かな。


──ありがとうございました!最後に、いつまでキャバ嬢を続けますか?
女として見てもらえる範囲のうちはやりたいですね〜!





ちなみに、東海地区の某所では身分証を見せなくても働けちゃう店がいくつかあるらしく、女子高生が働いてる店もあるんだとか。
逆に、年齢制限が30歳までの店で、45歳なのに28歳と言って働いてるツワモノもいるらしい。

意外と店の年齢制限ってあてにならないのである。



島雷鹿



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