●更新日 04/09●


花見の大惨事


みなさん、お花見は楽しまれましたか?

関東地方は、今年の4月3〜5日が週末&満開&晴天と三つ重なったせいか、各地での人の出が半端じゃありませんでした。

上野公園では史上最高数である250万人を動員したとか。食べ物求めてきたホームレス達も溢れ返り、ある意味カオスです。

お花見と言えば例年必ず問題になるのが、酔っぱらいのマナーの悪さ。裸になってみたり、桜の枝を折ってみたり、時には乱痴気騒ぎを起こしてみたりと見るに堪えないことをする輩が必ず出現します。




自分たちも土曜日に花見をしたのですが、隣のグループが桜の樹から落ちて足折っていました。

こんな所にまで来なければいけない救急車が悲惨です。

しかし!こんな足折ったくらいなら幸運だという目に遭った人がいまして、この度インタビューに成功したのでお伝え致します。





A  「いや…もう、最悪です。自分が悪いとはいえ二度と花見なんてしません。最初、千鳥ヶ淵に桜を見に行ったんですよ。ただ、ブルーシート敷いて騒げないというのを知らなかったんです。かと言って隣の靖国神社はもろ混みだったんで、中央線の沿線沿いにある並木道まで結局出て行ったんですよ。で、ブルーシート敷いて飲んで騒いで…。桜って、人を狂わせる何かがあるんですかね?ニュースで報道なんかが良くされますが、桜の樹に登りたくなってしまって…。まぁ、登って騒いでいました」


―それで?






A 「酔っ払って、感覚がマヒしていたんでしょうかね。何を間違えたのか線路に転落しました。当たり前ですが、電車は止まるわの大騒ぎになって…。ただ、この時は不謹慎ながら“やった!俺、美味しい!”とか思っていたんですよ。良く線路に転落して電車止まるなんて起きることじゃないですか。軽く考えていたわけなのですが…」


―どうなったんですか?


A 「後日、770万円の損害請求が来ました。血の気が引く感じがしましたね。電車止めると高いとは聞いていたけど、本当に請求が来るんだ…って。とてもじゃないけど払えないから、今は弁護士立てて裁判中です。弁護士の見解では、100万円くらいで和解出来ればいいという話なのですが、それでもキツイですよ。何て言うか、もう酒を飲むのは止めようと思いましたね。一緒にいた奴ら、誰もカンパしてくれないだろうし、最悪です。まぁ…落ちた時に轢かれなかっただけマシなのかも知れないですが」


この話、酔っ払って騒いでいる人には寒気がする話ではないでしょうか?自分は酔っ払って気が大きくなっているものですが、素面で仕事している人たちに取っては鬱陶しい以外の何物でもありません。おそらく、770万円の請求も見せしめの要素がかなり強いのでしょう。

野外で酒を飲むのは気持ちの良いものですが、ハメを外し過ぎると、酔いが醒めた時に後悔…なんて当たり前の話が自分の身に起きないようにした方が無難。

特に今は散り桜が美しく、関東は今週末まで花見が出来ます。

線路転落なんてアホなことを起こさないように!



山木



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