ここ最近、早朝に庭からドッスンドッスンという大きな音がすることがある。
我が家は山なので、巨大タイワンリスからハクビシン・タヌキ・アライグマまで出るが、それらよりもずっと大きな動物の気配だ。

そして先日、庭のカイワレ大根に水をやっているとき「そいつ」は現れた。




小型のオッコトヌシ様…イノシシ。確かにイノシシだった。
猟師の旦那に報告すると、「ああ、うちの庭みたいな場所はイノシシが好きだから…」とのこと。

私が見たのは、イノシシのウリボウより一回り大きな、猟師間で「コンボウ」と呼ばれるサイズ。



中型犬〜大型犬くらいの大きさで、狩猟では肉も柔らかいものが多く取れるので人気だ。
猟師の旦那が庭を偵察したところ、整地した部分に、



ハッキリとイノシシの足跡
その後「横須賀や葉山にイノシシが鎌倉などを経由して来ている」とのニュース記事が…

民家や農家、人物に実害が出れば役所が「地元猟友会」に依頼して駆除できるが、現状被害が無いのでなんともできない。
ただ、イノシシは怒らせると凶暴になり、突進で平気で人を殺すからおそろしい。
餌争いで、タイワンリスやトンビが怒らせ、庭に面した窓から室内に入ってくることもありうる。
地元猟友会の依頼さえあれば、旦那が鎌倉猟友会の会員なのでズドンと一発できるのだが…
実際、害獣駆除で箱根の方のイノシシを狩っている。




濃厚な豚肉という感じで美味しいのだが、最も美味しいのは子供のウリボウだという。
しかし、ウリボウは、



可愛い過ぎて殺しづらい

内臓を取って丸焼きにすると美味しい、と聞くが、こう可愛いと殺すにも食べるにも躊躇する…

我が家の庭のイノシシは、何かしでかしたらニュースになるだろう。



梅宮貴子