依然として緊張状態の続くタイのクーデター。



街中では至る所に軍兵士が常駐し警戒。

そんなクーデター真っ最中の先月末、フェイスブックが一時閲覧不可のシャットダウン状態に。
軍政府は「技術的な理由」と、情報統制を否定したが後にやっぱり軍による遮断だとバレて大騒ぎに。

ネット統制というと、先の六・四天安門２５周年で警戒していた中国共産党を連想する人も多いだろう。
まさか、タイはこのまま中共や北朝鮮のような、国民が発言や情報の自由を制限される恐怖の軍国主義に突っ走ってしまうのだろうか！？

最初のきっかけはこんな投稿だった。



「兵隊さんは老人に優しいですよ〜市民の味方ですよ〜」
・・・といった内容。
だが、
そのすぐ直後にこんな写真が発掘されフェイスブックにアップされた。



上の杖ついた老人と兵士画像の反対角度から撮られた写真。色々と検証され、
レフ板や取材陣などの用意の良さから、プロパガンダだ自作自演だと大騒ぎに。

挙句の果てには
「プラユット陸軍大将様ありがとう！ｂｙ農民一同」という垂れ幕を兵士が設置している様子もうっかり撮られてアップされた。↓


↑「５」＝タイ語で「ハー」と発音。「５５５」で「ハハハ」と笑いの意。日本の「ｗｗｗ」や中国の「哈哈哈」等に相当

いい笑いものにされている。


軍人「ハイそこ綺麗に並んで並んでー」「ハイ、チーズ」

つまりは、自作自演をこっそり撮られた上にネットにその証拠をＵＰされた軍暫定政府が顔真っ赤にしてフェイスブック見られなくしたものの、すぐに頭が冷えてやっぱりすぐ戻したというだけである。
早い話が只のプギャーなだけでした。

・・・それにしても自演があまりにも下手すぎるタイ陸軍。お粗末極まりない。
スマホにカメラ標準装備、ネット全盛のこの時代にこんな事しても通用するはずがないぞ。

タイは今日も平和です。



オナン