●更新日 05/19●
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龍安寺の心霊写真





BOSSのもとに、インドネシアの人から写真が届いた。日本へ観光旅行に来た際に撮影したものだという。

写真

首から上が、まるで斬られた直後のように、宙を舞っている。

写真

同じ視野から別の一枚の写真も届いている。問題の対象者は視野から外れているが、二枚の写真のタイムラグは、向こうを歩く人の移動距離から僅か数秒から十秒後の範囲内であろうか。




これら二枚の写真をパラパラ動画のごとく繰り返し再生してみた。

背景のコントラストには違和感がないが、若干の角度差等の振れが生じていることは気になる。その振れ量は龍安寺の建物をマーカーとして計算すると、回転角度が1.3度、垂直軸傾斜が1度、倍率変化率が99.03%であった。この程度の振れ量は「フリーハンドで同じ位置から撮ったツモリ」の2枚の写真には多く散見される。換言すれば三脚等を用いて撮影視点が振れない工夫をして得た写真ではない。画像処理でこれら二枚が完全に重なるまで補正するのは極めて難しいので、二枚の写真を用いて空間を埋め合わせしてまで、心霊写真の合成は行っていないといえる。


逆に、これらを補正しないで二枚のステレオ観察の際のラドン変換方程式のパラメーターとして活用し、画像再構成を掛けたものを示す。

写真

綺麗に再構成されている。つまり写真として自然なのである。首から上が宙を舞っている事実を除いては。



松本企業博士 松本企業博士


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