●更新日 11/14●


婚活詐欺事件・実名報道できない理由とは


市橋容疑者逮捕で影が薄くなりかけている、婚活詐欺事件。
豊島区34歳女に加え、鳥取市35歳女による疑惑も発生。手口が極めて似ているため紛らわしい。
そういう意味でも、実名報道が望まれる。


東スポ一面
東スポは真っ先に写真公開・実名報道に踏み切ったが


一部スポーツ誌や雑誌では、実名報道を行い業界を混乱させているが、テレビでは頑なに伏せられている。「朝ズバッ!」にて、みのもんたが「なんで名前を出せないの!?」と発言し、解説者が「不審死で逮捕されなければ無理」と答えていたが、これではみのもんたも視聴者も納得できない。

そこで、某テレビ局ディレクターに、具体的な話を伺ってみた。


某テレビ局ディレクター
局名と顔出しNGならと取材に応じてくれた

結論を言えば、警察からの報道規制です。

とのこと。それも、かなり強く「実名報道するな!」と厳命されているという。
その理由として、まことしやかに「詐欺女は皇室関係者」と噂されていたが、これは真っ赤なデマ。
詐欺女が老人を騙す際に、「母親が皇室出身」と吹聴していたので、こんな噂が出ただけだ。


川越警察署
詐欺女が現在拘留されている川越警察署


警察からは、「殺人で立件されるまで待て」と言われているが、年内の立件は厳しいという。
状況証拠ばかりで、決定的な物証が無く、自供も期待できないからだ。

「詐欺事件だけなら実名報道可能だが、殺人が絡むと実名を出せない」のはおかしい気がするのだが「報道によって、詐欺事件と殺人事件が関連付けられているから」という。

松本サリン事件や足利事件のように冤罪だった場合、大問題になるからだ。


林眞須美氏の夫、林健治氏
あの毒カレー事件の林眞須美被告も冤罪の可能性がある


今回の婚活詐欺事件の場合、冤罪の可能性は限りなく低いのだが、物証が無い限り、詐欺女本人が殺害を認めないうちは、殺人容疑での逮捕も、実名報道も難しい。

警察は、どうか頑張って証拠を洗い出して欲しい。
このままでは、亡くなった男性たちが浮かばれない……



梅宮貴子



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