●更新日 02/20●


あの毒カレー事件の真相・林眞須美は無実!? 前編

1998年7月25日、和歌山にて、夏祭りで提供されたカレーに「砒素」が混入され、67人が腹痛や吐き気を訴え、4人が死亡した、通称「和歌山毒物カレー事件」が発生した。

この事件では、砒素を混入した犯人として、主婦・林眞須美氏が逮捕され、殺人罪で死刑判決を受け上告中。また、夫の林健二氏は、保険金詐欺罪で懲役6年となり、2005年に出所している。

世間的には、この事件の犯人は「林眞須美に決まっている」という認識だが、実は発生当初から、

「冤罪の可能性が高い」とされている事件なのだ

毒物カレー事件wikiでも、「状況証拠だけで死刑判決が出された事件として、また未必の故意による殺人としても異例」と示されている。

故・三浦和義氏が「林眞須美さんを支援する会」を結成。定期的に集会が行われるようになった。


支援者主催の集会は区民会館などを借りて行われる

集会には夫の林健治氏も参加し、弁護団による「冤罪の理由」が証拠を示して説明され、冤罪被害者による体験談告白などがあるという。事件後、大阪と和歌山で5回ずつ集会が行われている。

そして先日、2009年2月14日(土)に、東京にて初の「カレー事件を考える会」が行われた。


会場には支援者手作りの可愛らしい垂れ幕が


開場1時間前に到着したが、整理券が配られており、既に80番台後半。
先着100人までしか入れないので、かなりの勢いで人が集まったということだ。


民放テレビ各社が取材に来ていた

マスコミ関係者も数多く集まっており、現在もなお、事件への関心が高いことが伺われる。
支援者代表による冒頭挨拶は三浦和義氏が行っていたが、米国であんなことに。この日の会合では、



新右翼団体「一水会」最高顧問・プロレス評論家

なぜか鈴木邦男氏が代表挨拶を行った

「なぜ、僕が挨拶をしているか、皆さん不思議に思われているでしょう。僕も不思議です

鈴木邦男氏も、赤報隊事件の容疑者として別件逮捕され、1ヵ月身柄を拘束された経験がある。眞須美被告のもとに面会に行き、直接会話し、「助けになりたい」という思いだと述べていた。

そしてついに、林眞須美氏の夫、林健治氏が登場。


保険金詐欺で6年の実刑判決を受けて実質4年7ヶ月収監された

昨年11月の集会では、「私は1億6000万円程度を騙し取ったとして起訴されたが、本当は総額で7億円くらいの保険金詐欺をやっていた」という、参加者の度肝を抜く発言があったのだが……


後編に続く


梅宮貴子



◇上記のタグを自分のサイトに張ってリンクしよう!


探偵ファイルのトップへ戻る

前の記事
今月のインデックス
次の記事